ブログ・コラム
DX(デジタルトランスフォーメーション)
2021.03.02
SFAやCRMの入力を促進する4つのポイント
CRM(顧客管理)/SFA(営業管理)は企業にとってとても重要な情報。
財産と言ってもいい。
その情報は、多くの場合、社員さんによる手入力です。
情報の、一番おおもとの入り口が手動。
そのため、企業で立派なCRM/SFAを用意しても、
まったく情報が入力されないという寂しい結果になることも・・・
では、CRM/SFAに情報入力を促進するためにはどうしたらいいでしょうか?
そのためには、4つのポイントがあります。
①最初は入力する時間を取って一斉入力
入力するようにと指示したところで、
ほとんどの会社では入力はしませんよね~。
まずは、入力する習慣づけが必要。
そのためには、一定時間を取って、
一斉に入力するのがいいです。
おススメは朝礼の前。
5分でもいいので、みんなで入力。
そのあとに、朝礼で昨日の活動を共有。
みんなで一斉に入力すると、
ひとりだけ入力しないわけにはいかないでしょう。
そして、入力した内容をベースにきのうの報告をする。
入力していないということは、
きのう1日、何もしていないということ。
②トップダウンによる強制力
なんだかんだ言って、トップの「やれーっ!」の号令は強いですよね。
新しいものって、それがどんなによいものであっても、
最初は受け入れがたいもの。
抵抗感ってありますよね。
それを、やるんだ!という方向性を示すことは、
ある程度は必要。
③入力したデータをマネジメントがちゃんと使う
中期的にはこれは大事。
社員さんは、やれと言われればある程度は、やる。
でも、自分がやったことが役に立ってるかどうかは
敏感に感じ取る。
自分の入力したデータが、ちゃんと使われていると思ったら、
それなりにやります。
自分が活動した成果を認めてもらうためにも。
④入力したデータを使って成果をあげるやり方を広げる
そして、最後は、ちゃんと成果に結びつけること。
やっぱり、利益に直結するようになると、
もう止まらない。
どんどん良くなっていきます。
これらのポイントを踏まえて、
自社に定着化させ、成果に結びつけることが、
ポイントだと思います。
2021.03.01
最も簡単なSNSの情報発信
3月に入りましたね。
今年に入ってから続けてきたブログも、
3ヶ月目に入ってきましたよ~。
ふぅ~~・・・・
いっ、いや!息切れなんか!してませんからぁ!!!
さて、きょうはあるメンバーで
観光関係のディスカッションをしました。
当然のようにSNSでの情報発信の話しになりました。
観光とSNSは、もう切っても切れないですよね。
情報発信と言えば、SNSを外して考えられない
でも、やっているところは、思ったほど多くない。
SNSをやったほうがいいことはみんな分かってる。
なのにやっていない。
さて、なぜでしょう?
それは、続かないからじゃないでしょうか?
毎日ブログを書いていて思うのですが、
情報発信って、そのネタを生み出し続けるのは、
これは結構しんどい。
いや、ほんと、けっこうしんどいんです(マジ
では、もっともっとハードルを下げる。
もっとも簡単な情報発信ってなにか。
私は、リツイートとコメント、この2つだと思っています。
ツイッターで言えばリツイート。
インスタグラムはリポスト。
フェイスブックであれば、シェア。
これは、最も簡単な情報発信の1つ。
自分では何も情報を生み出さなくてもいい。
ボタン1つでできる。
しかし、チョットだけ問題も。
人によっては、Facebook等で勝手にシェアすると
機嫌を損ねる人がいる。
「断りもなくシェアするなんて失礼なヤツ」
ていう感じ。
シェアされたくなかったら、
そういうセキュリティ設定すればいいのにと思っちゃうけど、
まぁ、人それぞれいろんな人がいます。
では、リツイと同じくらい簡単な情報発信。
それは、コメントバックです。
人は承認欲求というものがあります。
SNSはもともと、この承認欲求をベースに組みたてられています。
コメントバックは、これに最適。
自分の町に人を呼び込みたいのであれば、
町を訪れた旅行者が情報をアップしてくれていたら、
「私たちの町に来てくださり、ありがとうございました。」
とコメントする。
さらに、
「4月は、○○○○の桜も見ごろになります。
ぜひまた、○○に足をお運びください。」
と、一言添えれば上出来。
これなら、何も情報を生み出さなくてもいい。
それに、好感度も上がる。
今風に言えば、エンゲージメントの向上ってやつですかね。
これならだれでもできます。
もし「私がSNSなんてできないですよ」と言っている人が
組織の上層部にいたら、これは問題です。
リツイ&コメントバックだけでもいい。
1日5分、時間を決めてやるだけでもいい。
ツイッターやインスタグラムであれば、
タグ検索すれば、自分の町に来た人を簡単に見つけられます。
その人たちへのコメントバックから、
やってみるといいですよ。
2021.02.22
Zoomの躍進。利用者1桁増、パートナー企業は2桁増
Zoomはコロナでずいぶんと業績を伸ばしたようです。
ある記事によると、
利用者は一桁増2500社→20000社以上。
パートナーは、5社→300社以上だそうです。
昨年4月以降、
いろんな会議が中止になりました。
でも、一部の会は、
リモートでやっていこうと試行錯誤していて、
その多くは、Zoomだったために、
Zoomは業界標準みたいになりましたね。
経営者であれば、
どこかでZoomを使ったことがある、
または使うように言われた人が多いでしょう。
Zoomが今後も標準で居続けるかは分かりません。
でも、Web会議は普通のものになりますよね。
電話が普通のものになったように。
よく考えれば、電話を使えば地球の裏の人と話しができる。
テレビを見れば、外国のニュースもリアルタイムで見れる。
それを、DXとは言わない。
もう、普通のものですよね。
Web会議なんかも、そうなりますよね。
対面と電話の間、それがWeb会議の位置づけですね。
2021.02.16
オンライン展示会という選択肢
昨年は、多くのイベントが中止になりました。
展示会も同じ。
東京ビッグサイトや幕張メッセのような大規模な展示会もですが、
地方で行われる、とても小規模な、
しかし地域密着なイベントも、
ことごとく中止になりました。
昨年後半から、展示会をオンライン開催しようという動きが出てきました。
今年は、オンライン展示会が、1つのジャンルとして確立するでしょう。
オンラインの展示会のメリットにはどんなものがあるでしょうか。
メリット1)コロナで中止にならない
なんといってもこれは大きい。
コロナが蔓延したとしても、中止する必要がありません。
主催者としては、ありがたい限りです。
もちろん、出展者にとってもです。
メリット2)費用が安く済む(例外アリ)
費用面も比較的低価格で済むのが魅力です。
ただし、これは都会での開催の場合です。
地方での展示会の場合、もともとあまり費用が掛かっていません。
都会開催のイベントがオンライン化した場合にくらべ、
価格メリットは限定的と言えるでしょう。
メリット3)参加しやすい
参加者としては、参加しやすいことは大きなメリットです。
都会から距離がある地方では、
展示会へ見学参加するにも大変な時間と費用が掛かります。
しかし、オンラインであれば、無料または非常に低価格です。
開催期間中、いつでも見られる場合も多いです。
このようにメリットも多いオンライン展示会ですが、
やはりディメリットもあります。
どんなところでしょうか。
ディメリット1)ITツールを使うハードルがある
ITツールを使っての参加のため、
そのようなものに抵抗感がある人にとっては
参加のハードルがあります。
ただし、Zoomなどはかなり普及してきたため、
ハードルは下がってきています。
しかし、オリジナルツールを使った場合は、
やはり分かりにくさを解消できるかどうかは重要です。
ディメリット2)集客できないところはまったく結果が出ない
リアル展示会の場合、通りすがりに見てくれるというチャンスもあります。
オンラインの場合はそうはいきません。
集客できるところでないと、まったく結果が出ないでしょう。
ディメリット3)参加意欲がわかない
オンラインイベントが気軽に参加できる反面、
「行ってみたい」という意欲がわきにくいのも事実です。
しかし、この辺も、過渡期の一定期間だけのことかもしれません。
また、オンラインとオフラインを組み合わせた
ハイブリッド形式の開催も模索され始めています。
ハイブリッドは、オンラインとリアルのいいとこどりと言えます。
運営としては、ハイブリッドが一番難しいですが、
これができるようになると、
地方の展示会の一つに形となるかもしれません。
2021.02.12
ローコード開発の流れとユーザ自身によるDX推進
最近、ローコード開発という言葉を見かけることが増えました。
ローコード開発とは、プログラミングコードはごくわずかだけ書けばいい開発の仕組みです。
類似語で、ノーコード開発というのもあります。
これは、まったくコードを書かない開発ということです。
さまざまな開発プラットフォームやツールを組み合わせることで、
ローコード(ノーコード)でのシステム構築ができるようになります。
ユーザー自身でDXを推進するとき、
特に中小企業の場合は、
ローコード開発がキーになります。
DXは、1回の開発で最終形まで持っていくことはできません。
置かれている環境は常に変化し、
ビジネスが進んでいけば、
ITに要求される事柄は、どんどん増えます。
その時に、ふんだんな予算をかけられないのが中小企業です。
また、必要となったらスピーディーに実現しなければならない。
なぜなら、中小企業にとって、スピードは命だから。
そうなると、ユーザー自身によるDX推進には
ローコード開発が効果を発揮します。
求められる機能を、既存のものを組み合わせながら、
ないところは自分たちで作る。
自分たちでやることによって
作る予算と工期を抑えることができる。
日本では、ユーザー企業内にIT部門を持って
自社開発している割合が非常に少ない。
日本ではIT人材の72%がベンダー企業に、28%がユーザー企業に属。
一方、米国は35%がベンダー企業、65%がユーザー企業に属しているという。
(出典:情報処理推進機構 IT人材白書2017)
どちらがいい悪いという議論は置いといても、
新たなものがどんどん生み出される理由の一端が
ここにあるのかもしれない。
税務・会計・給与のような比較的固定した共通処理は
パッケージの活用がいいでしょう。
ユーザーが使うところや営業ツールなど、
どんどんニーズに合わせて変えていくようなところは、
ローコード開発の活用が
企業のDX、とくに中小企業のDX推進の鍵になるでしょう。