ブログ・コラム

DX(デジタルトランスフォーメーション)

2021.01.07

変化か死か

本日は、社内の新しい取り組みについて、社内でディスカッションをしました。
その道のプロに話しを聞き、自社の変化の可能性について探っています。
プロの話しはとてもおもしろい。
自分一人ではわからないことを教えてもらえます。
 
昨年の秋ごろに、ある人から聞いた話しが私は忘れられません。
それはこんな話しでした。
「企業支援をしている人たちが言っていた。
 国の方針がここにきて変わった。
 いままでは、資金を湯水のように投入して、企業がつぶれないように支えた。
 これからは、強い会社、これからの状況に適応して変化する会社は支えるが、
 変化しようとしない会社、力を付けようとしない会社は市場から退場してもらう。
 そして、足りなくなったところには、起業を促進していく。
 そのように、今後の国の方針が変わった。」
というです。
 
この話しを聞いた時、本当に怖いなーと感じました。
新しい時代に適応するために変化するのか、それとも死を待つのか、
突きつけられたような気がしました。
 
もちろん、私たちも市場に残っていきたいです。
また、私たちの周りの企業にも残ってもらいたい。
そのために、役だてられる私たちになっていきたいです。
そうすれば、結果的に私たち会社も、適応して残ることができますもんね!

2021.01.06

DXは新たな市場と顧客の創造:私が中小企業のDXを推進する理由(2)

きょうから本格的に新年の業務が始まりました。
私は、きのうから出社していますが。
ということで、少し仕事モードのことを書いてみます。
 
きのうは、私が中小企業のDXを推進する理由(1)として、労働人口減少と、総労働時間減少のダブルパンチにより、人時生産性の向上は急務という話しをしました。
 
もう1つ、私が中小企業のDXを推進する理由は、新たな市場と顧客の創造にあります。
 
DXは単なるIT化ではありません。
ITを活用することで、新たな顧客価値を作り出します。
いままでになかった、顧客にとっての新たな価値を生み出せば、いままで手が届かなかった市場にリーチすることができます。
または、いままで世の中になかった市場を作り出すことになるかもしれません。
それはすなわち、新たな顧客と仕事を創出することにほかなりません。
 
 
みんなご存知プリントパック。
これにやられてしまった地域の印刷会社は多いでしょう。
また、活用している人たちも、これまた多いでしょう。
 
プリントパックがいいかどうかは置いといて、ここはDXで新たな市場と顧客を作り出しました。
単に、Webを使って全国から印刷の仕事を集めたというだけではありません。
原稿の入稿は人の手を介さずWebからできます。
その原稿は、印刷にすぐに回ります。
印刷機の空き状況に合わせて、提示する金額を変更し、印刷機が遊ばないように仕事の薄いところを埋めていきます。
これらにより、顧客は、いつでも印刷の発注が可能です。
平日の昼間、印刷会社の営業担当者に電話することもなく、来社してもらうのを待つ必要もありません。
このような企業が地域になかったため、そこに新たな市場を作り出したと言えるでしょう。
 
 
また、ある会社電子基板開発会社は、ノイズ対策の情報を集めたポータルサイトを立ち上げています。
電気回路・基板設計開発者を対象に、その人たちの共通の悩みであるノイズ対策の知識・ノウハウをたくさん掲載しています。
その情報を見て役立てている開発者は、有益な情報が欲しいのでメルマガ登録します。
ノイズ対策のポータルサイトには、マーケティング・オートメーション(MA)が組み込まれているため、メルマガ登録した人が繰り返しWebを見たり、メルマガの記事をクリックして閲覧していることが分かるため、その行動に基づいて見込度をスコアリング(点数評価)します。
見込度の高い訪問者には、インサイドセールスが連絡して、ニーズや業務の状況をヒアリングし、営業担当者にその情報をトスします。
営業担当者は、見込度の高い案件への提案・クロージングに注力することができます。
 
このように、DX推進することにより、新たな顧客価値を提供することで、今まで手が届かなかった顧客へとリーチできることが、DX推進していく大きな理由の1つです。
 
 
ちなみに、中小企業のDX推進について近々セミナーを開催します。
地方の中小企業のDX推進は、大企業のそれとは違います。
進め方が重要です。
そんな話しをしますので、興味あるみなさんはぜひご参加ください。
1月14日(木)開催 中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション:IT化)はどう進めたらいいのか?

2021.01.05

人時生産性の向上は急務:私が中小企業のDXを推進する理由(1)

私は、昨年から中小企業のDX推進をしています。
当社はIT企業ですので、他業種よりはIT活用は進んでいました。
それでも、ぜんぜんDX推進という意味では、まだまだでしたし、いまでも途上です。
 
そもそも、中小企業がDXを推進する理由は何でしょうか?
 
まず、その1つめは「生産性の向上」のためです。
 
日本の生産性が低いという話しは聞いたことがある人も多いでしょう。
ある調査によると、日本の生産性は21番目です。
先進国と言われ、世界第3位の経済立国である日本の生産性としてはとても低い。低すぎます。
言い方は悪いですが、あまり働かないイメージ(イメージですよ!イメージ!)の
イタリア(17位)やスペイン(19位)よりも低いのです。
 
話しは変わりますが、日本の人口は2010年の1億2806万人をピークに、減少に転じました。
しかし、労働人口(15~64歳)という意味では、1995年の8716万人をピークに、
2020年は7361万人と25年間減り続けています。
 
 
そして、総労働時間についても、バブル後からずっと横ばいだった正社員の労働時間が
2019年についにがくっと減りました。
これは、働き方改革の掛け声の影響と思われます。
 
日本企業は、労働生産性は低いが、勤勉な国民性により、長時間労働で経済を支えてきました。
それがここにきて、人数も減るし労働時間も減る。
ダブルの減少です。
 
この状況を乗り切るには、生産性の向上が急務です。
その中でも私たちが重視しているのは「人時生産性」です。
つまり、一人1時間にどれだけの付加価値=粗利を稼げているか。
私たちアーティスティックスがDXを推進する理由の1つは、
この人時生産性の向上のためです。
 
      付加価値(粗利)[円]
人時生産性=----------
       総労働時間[H]
 
人時生産性を高めるには、付加価値を高めるか、総労働時間を減らすかのどちらかです。
 
コロナがきっかけではありますが、社内外のミーティングの多くが、ZoomやマイクロソフトTeamsなどのWeb会議となりました。
それにより、移動の時間が不要となり、ミーティング自体も短時間で済む傾向にあります。
できた余白時間は、フェイスtoフェイスでなければならない重要顧客への訪問や、
次の取組みへの準備時間に当てられるようになりました。
 
人時生産性の向上のためにも、中小企業はDXを推進する必要があると思っています。
 
ちなみに、中小企業のDX推進について近々セミナーを開催します。
地方の中小企業のDX推進は、大企業のそれとは違います。
進め方が重要です。
そんな話しをしますので、興味あるみなさんはぜひご参加ください。
1月14日(木)開催 中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション:IT化)はどう進めたらいいのか?

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