ブログ・コラム

磨け!人間力

2022.03.25

同友会流ディスカッションのやり方(バズ)

私たち会社は、

月1回、全社会議と称して、

社員全員の勉強会や会議を行っています。

 

その時のやり方は、

私が所属している

中小企業家同友会の

ディスカッションのやり方を

取り入れて(まねして)います。

 

同友会では、

まずは誰かが

自分の経営体験などを報告します。

 

その後、小グループに分かれての

ディスカッションをやります。

同友会ではそれを、バズセッション、

通称、バズといいます。

 

バスにはテーマが設定されます。

そのテーマに沿って、

「自分に置き換えて」

ディスカッションをします。

 

この、自分に置き換えてというのが重要。

人のこと(報告の内容)を

いいとか悪いとか評価することは簡単。

でも、自分に置き換えた時、

それができているのかとか、

自社で取り組むとしたらどうなのかとか、

そういう視点で、意見交換をします。

その時、考えが具体的・現実的になっていきます。

 

また、バスでは、全体の流れをコントロールする

グループ長が選出されます。

グループには、しゃべってばかりの人とか、

全く意見を言わない人とか、

いろんな人がいます。

それを、うまく仕切るのがグループ長の役目。

 

しかし、究極のバズは、

グループ長なんかいらないディスカッションになること。

これは、私個人の考えです。

 

バズが終わると、

グループで1人、代表して、

グループ内でどんなディスカッションが行われたのかを

全体で共有します。

グループ発表ですね。

 

報告者、バズ、グループ長、グループ発表者、

そして、会全体の仕切り役としての座長。

それぞれを経験して、自分の力をつけるための実践の場。

そして、それを自社に落とし込む。

そんなふうに、同友会のやり方を、

私は自社に活用しています。

 

みんな、人からの借り物、真似事ですね。

2022.03.16

壁にぶつかって痛いのは、壁のせいではない

壁にぶつかると痛い。

時にはケガをするし、

壁が壊れることもある。

 

壁が丈夫なら壊れないし、

クッションがあればケガもしない。

 

ぶつかっても、

ケガをしないような壁にしよう

という意見が出たりする。

 

まぁ、そのほうがいいよね。

 

中には、自分から壁にぶつかってくる人もいる。

自分からぶつかっておいて、

壁に文句を言う。

「壁がぶつかってきて、ケガさせられた」

 

いやいや、あなたが壁にぶつかってきたんですよ。

壁に自分からぶつかっているのであれば、

責任は壁にはないと思いますよ。

壁の話しではないです。

 

そんなことを、

つらつらと思った

1日でした。

2022.03.10

沼津朝日新聞に取り上げていただきました

先日の、沼津信用金庫様主催のセミナー

「この会社でよかった!人材が辞めなくなる人材戦略とは?」

のことを、沼津朝日新聞が

取り上げてくださいました。

 

ありがとうございます!

 

いまでも、たま~には

社員さんが辞めてしまうことがあります。

 

会社作りは、下りエスカレータを昇るようなもの。

一息ついたら、それは衰退。

 

社員さんたちと一緒に、

部門長(リーダ)の力も借りながら、

もっともっと、いい会社を目指していきます。

 

ありがとうございました。

2022.03.02

人が辞めない(辞めにくい)会社づくり

きょうは、沼津信用金庫様主催のセミナー。

「この会社でよかった!人材が辞めなくなる人材戦略とは?」

でした。

 

 

縁あって声掛けいただいたので登壇してきましたが、

普通にみんなの考えがとても勉強になりました。 

 

第1部は基調講演。

静岡鉄道の清水さんから、

人事の側面からの取り組みを。

 

創業100年以上、社長も交代し、

ウェルビーイング経営を目指すという方針に基づき、

さまざまな取り組みを進めていることを

紹介いただきました。

 

その中でも、

自分の業務以外のところに越境して取り組む。

失敗も許容する。

心理的安全性の向上により

個の成長を狙うさまざまな取り組みを

教えてもらいました。

 

第2部は、

サンディオスの津賀さん、

静岡鉄道の清水さん、

コーディネータはHUBlicの小林さんと

パネルディスカッション。

 

かなりざっくばらんな

生々しい意見がポンポン出てきてて

配信されていることを忘れてしまうほど。

 

私も、過去の暗黒の時代から

社員との関係性を変えてきた取り組みをお話ししました。

 

その中でも、最も苦労(葛藤)したのが

私とその他の2階層だった会社を

部門長を作って3階層に変えたことでした。

 

3階層にするということは、

部門長のやり方を尊重するということ。

尊重しながらも、でも同じ目標に

協力しながら進む会社づくり。

 

当時の私は、これにとても葛藤しました。

どうしても、口出しをしたくなる。

でも、黙っていればいいというものでもない。

細かく細かく、繰り返し伝えていく。

そして、ゴール(目指すところ)は合意しておく。

そこへの道のりは、お任せをする。

 

大きな方向性が、ずれていなければ、

そして、その人の良心から出た行動であれば、

それは受け止める。

そのように変えていきました。

 

そして、失敗も受け止める。

失敗をしたら、それは成長のチャンス。

つぎ、同じ状況になった時に、

どうすればいいのか。

 

力が足りないとしたら、

どういうトレーニングをしたらいいのか。

そういうことを話します。

失敗して、課題感があるときは、

共通の課題に対して取り組む

協力者になれる。

 

一気に会社を変えようとすると

とてもバタバタします。

時には強い抵抗がでたりばらけたりします。

 

だからこそ、早いうちから少しずつ、

時間を味方につける。

影響力は、力の強さ*かける時間ですから。

 

これからも、メンバーの力に頼りながら

いい会社づくりをしていこうと思います。

 

そして、今回このような機会をいただきました、

沼津信用金庫の皆さん、

コーディネータの小林さん、

同席してくれた静岡鉄道の清水さん、

サンディオスの津賀さん、

関係者の皆さんに感謝です。

2022.02.22

全社会議「時間軸で物事を考える」開催しました

きのうは、月1回の全社会議。

 

この日は、普段は在宅勤務の人も

サテライトオフィスである

みらいラボ@ドットツリー勤務の人も、

Head Office(本社)に出社します。

みんなの元気が顔が見られてうれしい限り。

 

内容はいろいろなのですが、

ここ数ヶ月は、

私が皆さんに伝えたいことを伝える

手作り勉強会をやっています。

 

先月・先々月は「会社のお金の基礎知識」

 

そして、今月のテーマは、

「時間軸で物事を考える」

 

この、時間軸で物事を考えるということは、

経営者にとって(本当はすべての人にとって)

とっても大切なこと。

少なくとも、私はこれを

とても重要視しています。

 

バケツで水を運ぶか?水道を作るか?

という寓話が

ビジネスの世界ではあります。

有名な話なので、聞いたことがある人もいるでしょう。

 

水のない村に水を届ける2人

 

一人は、遠くの水場から

バケツで水を汲んで運んでくる。

 

それにたいして、もう1人は

遠くの水場から水道を引いた。

 

完成するまでに何か月もかかったが、

完成してからは、

何もしなくても、水が手に入るようになった。

という話し。

 

自分たちの、今のその作業は、

バケツで水を汲んでいるのか、

それとも水道を作ろうとしているのか。

 

水道が優れていて、バケツがダメなわけではない。

 

バケツで水をくむのは、

すぐに水が手に入る。

ビジネスで言えば、すぐに売り上げが上がる。

初期投資も少ないし、

ダメな時の撤退も早い。

 

水道は、完成したら売り上げがどんどん上がるが、

完成するまでに、莫大な資金と労力が必要。

もしライバルが出てきても、

簡単には撤退はできない。

バケツの事業だったらすぐにやめて、

他のビジネスに変化することができる。

どちらにも、優れた点がある。

あとは、自分が(経営者が)どちらを目指しているか。

 

そして、自分が今どちらのことをやっているのか、

どちらを最終的に目指すのか、

そのために、いま何をするのが最適なのか、

ちゃんと認識しておいたほうがいい。

 

時間については、多くの先人が言葉を残している。

 

「終わりを思い描くことから始める」とは、

7つの習慣の第2の習慣。

 

「経営は逆算である」といったのは、

コンサルタントの、一倉定氏

一倉定氏は、

”ダメな会社はTOPがすべて悪い、

人のせいにするな、

部下のせいにするな、

環境のせいにするな”

という、厳しい人だったと聞く。

この”経営は逆算”という言葉は、私はよく使います。

 

また、最近では

バックキャスティングという言葉をよく聞きます。

 

時を味方につけると、

いろいろと楽に事が運ぶ。

いろんな効果(影響力)は

かけた労力x時間だが、

時間を長くかければ、それほど大きな労力でなくても

物事が達成してしまう。

 

だから、人より早く着手する。

そうして、早く少しずつ長くかけて成果を出すと、

楽に物事が達成するし、

先進的な事例として、取り上げてもらいやすい。

 

逆に、後れを取って追いつこうとすると、

何倍の労力がかかる。

そして、大したアドバンテージは取れない。

 

そんな話しをした後、

小グループに分かれて、ディスカッション。

テーマは、自分にとっての+1%の努力って何ですか?

毎日、+1%の積み上げ、どんなものがありますか?

 

そういうテーマでディスカッションをして、

最後に各グループに発表をしてもらう。

 

このやり方は、すべて同友会のやり方ですね。

・事例報告と問題提起

・小グループディスカッション(バズ)

 ※グループ内からファシリテータを選出する

・グループ発表

1.25時間x15人=18.75時間

もし仮に、1時間5000円の社内単価(給与じゃないよ)だとすると、

今日の勉強会は、93,750円のコスト。

 

これも、時間軸で物事を考えた施策。

今バケツで水を運ぶことを重要視したならば、

稼げる仕事をしたほうがいいわけですね。

 

きっとこれが、将来への投資として生きると信じて。

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