ブログ・コラム
磨け!人間力
2022.09.28
外れくじを引くことを受け入れる
ある経営者と話しをしているときに、
「外れくじを引いてしまうことを受け入れる」
という話しになった。
くじの話しではない。
日々、いろんな勉強会や交流会などが
いたるところで開催している。
オンラインが当たり前になった現在、
地域格差は、以前に比べれば少なくなり、
参加のハードルも下がった。
すばらしいイベントもあるし、
いまいちのものもある。
いい学び、素晴らしい出会いを手にしたければ、
勉強会などのイベントに、出ていくことがスタート。
出なければ、学びも出会いもないのは当たり前。
でも、イベントに出るということは、
いまいちのイベントにも、参加することになる。
つまり、外れをひくこと。
だれしもが、当たりくじを引きたいし、
外れをひくのは、好きではない。
でも、私たちにとって、大事なのは、
当たりをひく確率じゃない。
当たりくじの数。
もっと言えば、たった1つのあたりであっても、
それが大当たりだったらいいわけだ。
そのためには、外れくじを引いてしまうことも受け入れて、
まずは出てくることだよね~と、
ある経営者とは、話しをしていました。
これからも、いろんなところに、
顔を出すようにします。
2022.09.22
企業経営での性善説と性悪説
ある、尊敬する経営者が、
企業での性善説と性悪説について書いていました。
私は、性善説と性悪説、
企業経営においては、
どちらがいいとか悪いとかはないと思っている。
経営者の得意なスタイルや、
どういう会社にしたいのか。
そこからの、逆算(バックキャスティング)で
決めていけばいいこと。
ただ、性善説と性悪説では、
それぞれの特徴がある。
私の経験では、
性善説に基づく企業経営は、人を伸ばすのに適している。
性悪説は、底上げするのに適している。
・良い人材を伸ばして、いきいき働いてもらいたい
・小さな会社で、失敗しても、会社が責任を取り切れる
・会社と社員とのベクトルがあっている
なんていうときは、性善説に基づいた企業経営が向いているように思う。
かたや、
・とにかくミスが許されない
・いろんな人(たくさんの人)がいて、統率が取れない
・問題が起きた時に、取り返しがつかない(人の命に関わる)
・社員とベクトルがあっていない
・一定のレベルの仕事をしてくれればそれで十分
というような経営の場合は、
性悪説に基づいた経営が向いているのかもしれない。
私は、基本は性善説に基づいた経営をしているつもり。
しかし、ルールで縛らなきゃならない時もある。
以前から、
「なにか問題が起きたら、ガッチガチのルールを作らなければならない時もある。
私に、つまらないルールを作らせるようなことはしないでくれ。
それは、私にとっても皆さんにとっても不幸だから」
ということを定期的に伝えている。
幸いにして、うちの社員さんも、それにこたえてくれる人ばかりで
とても助かっている。
もちろん、問題が起きないわけじゃないが、
悪意のあるような問題はほとんどないし、
会社で受け止めきれるものばかりなので、
私は、このままでいいかな~と思っている。
2022.09.19
客家の法則
昔、客家(はっか)の法則というものを
どこかで読んで学んだ。
その考えに、「なるほどな~」と
深い感銘をうけた。
客家の法則とは、
私の理解で書くと(ウソがあったらゴメン)こんな感じ。
中国に、客家という民族がいる。
この人たちは、
円形に連なって何階建てにもなっている
家に住んでいるそうだ。
そして、こんな決まり?教え?がある。
もし、隣の人に親切にしてもらったら、
その人に、恩返しをしないで、
その反対隣の人に、親切にしてあげることという。
隣の人は、また隣、
そのまた隣と、
巡り巡って、自分のところに返ってくる。
なぜなら、円形の集合住宅に住んでいるのだから。
自分に返ってくるばかりではなく、
みんなに、親切が駆け巡るわけだ。
この考えというか教え、ルール?を聞いた時、
なるほどな~と感心した。
この話しが本当なのか、脚色が入っているのか、
私にはまったくわからない。
しかし、私にとってはこれが真実なのかどうかよりも、
この考えを自分の周りや会社に活かせないかということのほうが重要。
会社って、客家の法則みたいなもの。
自分が若い時に、
先輩や上司に面倒を見てもらう。
その恩を、その人に返すのではなく、
自分がリーダーに立って
若い人の面倒を見ることで、
次の世代につないでいく。
それが、チーム全体のパフォーマンスになり、
リーダーの自分に返ってくるのだろう。
会社でも、恩返しではなく恩送りの感覚で、
やっていくのがいいのではないかと思ってる。
2022.09.16
ジャン=リュック・ピカードとジェームズ・T・カーク
このタイトルに反応する人は
トレッキーですかね。
私は、スタートレックが好きなのですが、
組織論的な目で、この番組を見ることがある。
そして、ジャン=リュック・ピカード艦長率いる
U.S.S.エンタープライズNCC-1701-D型の
組織が私の理想。
会社も、こうありたいと思ってる。
ジェームズ・T・カーク船長、
通称、ジム・カーク船長は、
U.S.S.エンタープライズNCC-1701の船長。
初めて日本でテレビ放送されたころは、
確か、スタートレックではなくて、
宇宙大作戦という番組名だった。
行動力があり、
危険にも自分が先頭きって、
チームを引き連れて突破していくタイプ。
対して、ジャン=リュック・ピカード艦長。
普段は冷静沈着。
しかし、強い信念と行動力。
あきらめない精神を持っている。
ピカード艦長率いるエンタープライズの組織は、
それぞれ一人一人が、各部門のプロフェッショナル。
有事の時は、各部門のプロとして、
必要な情報を提示し、必要な行動をとる。
また、全体が取るべき策を提案する。
ピカード艦長は、それを瞬時に判断し、指示する。
その指示に合わせて、各部門のトップが
自分の持ち分でベストを尽くす。
このやり取りのイメージ。
私たちアーティスティックスも、
このイメージに持っていきたいと
つねづね思ってる。
少しずつではあるけど、
近づいている気もする。
新スタートレック。
通称TNG(The Next Generation)
おススメです。
2022.09.07
静岡県経済産業部との情報交換会
きょうは、私が所属する
静岡県中小企業家同友会と
静岡県経済産業部との
情報交換会に参加してきました。
以前から、同友会と県が
情報交換をしていることは知っていて、
興味はあったけど、
じゃっかんの尻込みをしていました。
今回、興味のほうが勝ったので
参加しました。
県の政策委員会にも、
少しだけ関わるようになったこともあったし。
同友会として意見集約をし、
それをもとに、いくつかの提言・要望にまとめ、
県と意見交換をしていく。
華やかな表舞台ではないけど、
そのようなことを、
県の政策委員会の人たちや
正副代表理事が
やっていたのだな~と
しみじみとみていました。
それとともに、
このような場で、私が要望として、
ちゃんと伝えられるようなものを
持っていなかったことも痛感しました。
発言の機会をいただいたのですが、
大したことは言えずに
質問と感想のみにとどまりました。
同友会は、
よい経営者
よい会社
よい経営環境
を作るを、3つの目的としています。
今回は、よい経営環境を作る活動になるのですね。
また、それらを考えることが、
よい経営者になることであり、
結果として、よい会社になっていくことなのでしょう。
自分の未熟さを痛感した2時間でした。