ブログ・コラム
磨け!人間力
2022.12.06
地域ICTクラブ地域交流会 in 香川
地域ICTクラブに関わるようになって、
だんだん面白くなってきた。
特に、これに関わっている人たちがおもしろい。
マニアックな人たちばかり!(誉め言葉です!)
今回は、教育関係者が多かったように思う。
地域ICTクラブ地域交流会は
地域のICT人材育成に関わる人たち、
・地域ICTクラブ自体
・教育関係者
・自治体
・企業
などのステークホルダーが出会い、
新たな行動を起こすきっかけとするのが目的。
総務省の主催者あいさつの後、
基調講演は、
地域とのICT・AI連携と事業継続について
香川大学の林敏浩氏。
以前から活動してきた取り組みと
最新の情報をご提供いただきました。
地域DXとしてのまちのデータ研究室。
ノーコード、ローコードのアプリ-ケーション制作やハンズオン。
高松市提供のオープンデータ活用による
デザイン志向に基づく地域課題解決アプリ
eかみしばいコンテストなどの地域住民主体のまちづくりや
「ちーず」(まちのデータ地図ちーず)との連携
など、情報が盛りだくさん。
1つ1つ、じっくり聞きたい内容でした。
(時間が足りない!)
地域ICTクラブの活動事例報告としては、
地元、丸亀ICTクラブと同じ四国の高知ICTクラブ
丸亀ICTクラブは、
地元の民間企業、想隆社と、教育科学研究社によるクラブ。
STEM/STEAM教育としてクラブを運営している。
100%民間企業によるクラブ運営に
とても興味がわきました。
続く、高知ICTクラブは、
地元高知高専と連携したクラブ。
運営も、高知高専の先生が中心。
教材も自分で開発して、
その事例は、本として出版されるまでになっている。
クラブの運営の1つのハードルは教材。
地域ICTクラブの場合、横のつながりで、
教材の参考にすることができそう。
できればお互い貸し借りできるようになったらいいな。
長くなってきたので、
今回はこのくらいで。
2022.11.16
コミュニティ型の学び
きのうは、高専、
高等専門学校という制度ができて
60周年ということで
記念式典があり、参加してきました。
60年前、1962年に
全国に12校の高等専門学校ができた。
一期校と呼ばれる、以下の高専
函館・旭川・平・群馬・長岡・沼津・鈴鹿・明石・宇部・高松・新居浜・佐世保
沼津高専も、その一期校の1つ。
学校からの打診?要請?もあって、
なかなかない機会なので、
校長先生と一緒に参加。
3部構成の式典で、
第1部は、本当のセレモニー。
永岡文部科学大臣も出席するような、
ちゃんとした式典。
第2部のトークセッションはおもしろかった。
益 一哉氏(東工大学長)による基調講演
「30年後を考えてみよう」
そして、トークセッション、
松尾豊氏(日本ディープラーニング協会理事長)
山川咲氏(神山まるごと高専 クリエイティブディレクター)
渋谷修太氏(フラー株式会社 代表取締役会長)
テーマ「高専のアントレプレナーシップ教育と起業」
高専でアントレプレナーシップとか起業が
テーマとして語られるとは。
地元だけにいると、高専は起業を進めていないイメージがあった。
全国の高専を集めた記念のトークセッションのテーマが、
このようになることに、ちょっと驚きと喜び。
この中で印象に残った話は
学校と部活は何が違うのか。
例えば野球。
野球はそこそこ全国に普及している。
産業にもなっている。
しかし、野球部はあるが野球学科はない。
なぜか。
野球のようなものは、
やりたいという想いが重要。
できる人とできない人の実力差が激しい。
先輩が後輩へ、うまい人が初心者へ指導したり、
メンバー同士がライバルとして競い合うような、
コミュニティ型の学びが向いている。
こういう分野には、学校という教育は向かないのではないか。
同様に、アントレプレナーシップは教育型(学校)は向かない。
実力差がありすぎるので、コミュニティ向き。
この話しは、なるほどと、とても腑に落ちた。
高専のディープラーニングコンテスト(DCON)などもあり、
そこから起業実績も4社、準備中も2社ある。
沼津高専も全国大会に食い込む常連校となっているが、
これを一律の教育でやろうとするのは向かない。
コミュニティは、学校内でもいいし
学校外にも多くのコミュニティがある。
キーワードは教育ではなくて
コミュニティかもしれない。
2022.11.13
こどもローカルマガジン
きのうは、COLOMAGA Summitに
ハイブリッド配信担当として
参加してきました。
COLOMAGA(コロマガ)
こどもローカルマガジンという取り組みは
伊豆市の小中学生が
伊豆のお店や観光地など、
地元のおすすめポイントを取材して
ローカルマガジンにする活動。
取材はもちろん、
写真撮影や記事の作成、
編集やイラストなど
すべて子供がやる(らしい)
10年前に始まった伊豆市のKurura(くるら)
今では各地に活動が広まっているらしい。
伊豆の国市、沼津市(西浦)、富士、富士宮、
県外にもたくさん。
そして、立ち上げ準備中の地もいくつも。
すごいのが、取材するのが小中学生。
全体を編集するのが、子供編集部と言われる中学生。
今回のようなサミットを企画したりするのが、
大人と子供をつなぐコネクトチームと言われる高校大学生。
実行委員会&事務局を仕切る大人たち。
今回のサミットを見ていたら、
コネクトチームが全体のトップとして仕切っていて、
大人に対してしっかり指示も出していたのが
頼もしかったです。
大人は、完全に裏方でした(笑)
取材している子供たち、
こども編集部、コネクトチーム、
これらを見ていると、
単なるフリーマガジン制作ではない。
人づくり、地域づくり、仲間づくりの
素晴らしい活動なんだな~と、
ちょっとだけわかった1日でした。
これからも、できることで応援をしていきます。
もし自分の地域でやってみたい、
活動に興味がある人がいたら、
問い合わせてみてはいかがでしょうか?
おつなぎすることもできます。
2022.11.08
教えるのか、学ぶのか
私は、いくつかの、
子供の学びの場の運営に関わっています。
沼津市少年少女発明クラブや
ロボカップ・ジュニア静岡ブロック。
また、クラブ運営ではないが、
地域ICTクラブにも少しだけ絡むことになりそう。
どれも、直接教える側というよりかは、
裏方として運営側が多い。
その中で、よく思うのが、
教えるのか、学びの場を作るのか、ということ。
先日、長野県で開催された、
地域ICTクラブの交流会に
見学者として参加した。
とてもすばらしい会ばかりだったので、
以前からの私の疑問をぶつけてみた。
「このような取り組みの場合、
教えるのか、それとも学びの場とするのか。
それにより取り組み方が大きく変わると思うのですが、
みなさんの会は、どのような会をめざしていますか?」
クラブによって、さまざまでした。
学びの場としているという人。
カリキュラムを作って教えているという人。
その話しを聞きながら、
私なりに感じたこと。
教えることの特徴
・全体の場をコントロールしやすい
・数回であれば、満足度は高い
・初心者には、ある程度までは教えることが必要
・コンテンツ開発が大変
・長くなっていくと、マンネリになるかも
学びの場の特徴
・それぞれの習熟度に合わせた取り組みが可能
・場のコントロールは難しく、運営側に力量が求められる
・コンテンツ開発は最小限でいい
・いろんなことができる環境提供が必要
・伸びしろは無限大
・うまく回るようになれば、自分で学んでいくので楽になる(かも)
こんな感じでしょうか。
これは、会社運営、社員育成にも言えそうです。
社員を育てる、教育するといいます。
いろんなことを言うことはできます。
伝わるかどうか、結局育つかどうかは、
その人次第のところもあります。
私たち経営者ができることは、
人が育つかもしれない、育ちやすい環境を準備すること。
道を示し、見守りながら、必要な声掛けをする。
そのような工夫をしながら、
私たち自身も、リーダーとして成長していく。
そういう意味で、共育(きょういく、ともそだち)なのだと思う。
そういう私自身(経営者や上司、先輩)も、
社員さんにとっては、
あくまで環境の一部。
育ちやすい環境を用意するということは、
社員さんが育ちやすいリーダーに
自分自身がなること。
それが、環境を整えることにもなる。
みなさんは、どのように思いますか?
2022.10.21
儲かるSDGsセミナー in 函南町商工会
きのうは、三科公孝さんが
函南でSDGsセミナーをするというので、
駆けつけました。
三科さんとは、静岡県のSDGsセミナーで
お会いしました。
オンラインでも1度、ご一緒しました。
SDGsを数年学んでいたけど、
自分の発想が、社会貢献の域を出なくて
もんもんとしていた時期でした。
その時に
「儲かるSDGs」
というテーマは
興味を惹かれました。
三科さんが出版している本のタイトルも、
儲かるSDGsです。
今回のセミナーも
たっぷり2時間のトークに
質疑応答もしっかり時間を取っていただいて、
聞いた人は、とってもお得なセミナーだったと思う。
ハッとする部分があった。
できない理由のほとんどは、
「自社のリソースだけでは」できないと言っているだけ。
言われて、自分でも勝手に、
制約を付けていること、多いなと。
話しの中で、
「重要なのは、
連鎖とバックキャスティング(逆算)です。」
「フォアキャスティング(現状からの積み上げ)だと、
できない理由が出てくる。」
そのできない理由が出てくる理由が、
先に書いたように、勝手に制約を付けて考えているという。
それを外すために、
バックキャスティングすることが重要なんですね。
『経営は逆算である』ともいう。
みらいを思い描く。
その未来と、今との間にギャップがある。
足りないものがある。
だったら、足せばいいのですね。
最後に、自社のビジネスにSDGsを組み込む
発想のきっかけになることとして、
他社と組む
他社で不要なもの、余っているものを受け入れる
自社の余っているものを活用できる他社に渡す
など、マッチングすることで、できることがふえることを
教えてもらった。
三科さん、ありがとうございました。
そして、急きょ参加を受け入れてくださった、
函南町商工会さんにも感謝です。