ブログ・コラム

磨け!人間力

2022.11.08

教えるのか、学ぶのか

私は、いくつかの、

子供の学びの場の運営に関わっています。

 

沼津市少年少女発明クラブや

ロボカップ・ジュニア静岡ブロック。

また、クラブ運営ではないが、

地域ICTクラブにも少しだけ絡むことになりそう。

 

どれも、直接教える側というよりかは、

裏方として運営側が多い。

 

その中で、よく思うのが、

教えるのか、学びの場を作るのか、ということ。

 

先日、長野県で開催された、

地域ICTクラブの交流会に

見学者として参加した。

 

とてもすばらしい会ばかりだったので、

以前からの私の疑問をぶつけてみた。

 

「このような取り組みの場合、

 教えるのか、それとも学びの場とするのか。

 それにより取り組み方が大きく変わると思うのですが、

 みなさんの会は、どのような会をめざしていますか?」

 

クラブによって、さまざまでした。

学びの場としているという人。

カリキュラムを作って教えているという人。

 

その話しを聞きながら、

私なりに感じたこと。

 

教えることの特徴

・全体の場をコントロールしやすい

・数回であれば、満足度は高い

・初心者には、ある程度までは教えることが必要

・コンテンツ開発が大変

・長くなっていくと、マンネリになるかも

 

学びの場の特徴

・それぞれの習熟度に合わせた取り組みが可能

・場のコントロールは難しく、運営側に力量が求められる

・コンテンツ開発は最小限でいい

・いろんなことができる環境提供が必要

・伸びしろは無限大

・うまく回るようになれば、自分で学んでいくので楽になる(かも)

 

こんな感じでしょうか。

 

これは、会社運営、社員育成にも言えそうです。

 

社員を育てる、教育するといいます。

いろんなことを言うことはできます。

伝わるかどうか、結局育つかどうかは、

その人次第のところもあります。

 

私たち経営者ができることは、

人が育つかもしれない、育ちやすい環境を準備すること。

道を示し、見守りながら、必要な声掛けをする。

 

そのような工夫をしながら、

私たち自身も、リーダーとして成長していく。

 

そういう意味で、共育(きょういく、ともそだち)なのだと思う。

 

そういう私自身(経営者や上司、先輩)も、

社員さんにとっては、

あくまで環境の一部。

育ちやすい環境を用意するということは、

社員さんが育ちやすいリーダーに

自分自身がなること。

それが、環境を整えることにもなる。

 

みなさんは、どのように思いますか?

2022.10.21

儲かるSDGsセミナー in 函南町商工会

きのうは、三科公孝さんが

函南でSDGsセミナーをするというので、

駆けつけました。

 

三科さんとは、静岡県のSDGsセミナーで

お会いしました。

オンラインでも1度、ご一緒しました。

 

SDGsを数年学んでいたけど、

自分の発想が、社会貢献の域を出なくて

もんもんとしていた時期でした。

 

その時に

「儲かるSDGs」

というテーマは

興味を惹かれました。

 

三科さんが出版している本のタイトルも、

儲かるSDGsです。

 

今回のセミナーも

たっぷり2時間のトークに

質疑応答もしっかり時間を取っていただいて、

聞いた人は、とってもお得なセミナーだったと思う。

 

ハッとする部分があった。

できない理由のほとんどは、

「自社のリソースだけでは」できないと言っているだけ。

 

言われて、自分でも勝手に、

制約を付けていること、多いなと。

 

話しの中で、

「重要なのは、

連鎖とバックキャスティング(逆算)です。」

「フォアキャスティング(現状からの積み上げ)だと、

できない理由が出てくる。」

 

そのできない理由が出てくる理由が、

先に書いたように、勝手に制約を付けて考えているという。

 

それを外すために、

バックキャスティングすることが重要なんですね。

 

『経営は逆算である』ともいう。

みらいを思い描く。

その未来と、今との間にギャップがある。

足りないものがある。

だったら、足せばいいのですね。

 

最後に、自社のビジネスにSDGsを組み込む

発想のきっかけになることとして、

 

他社と組む

他社で不要なもの、余っているものを受け入れる

自社の余っているものを活用できる他社に渡す

など、マッチングすることで、できることがふえることを

教えてもらった。

 

三科さん、ありがとうございました。

そして、急きょ参加を受け入れてくださった、

函南町商工会さんにも感謝です。

2022.09.28

外れくじを引くことを受け入れる

ある経営者と話しをしているときに、

「外れくじを引いてしまうことを受け入れる」

という話しになった。

 

くじの話しではない。

 

日々、いろんな勉強会や交流会などが

いたるところで開催している。

 

オンラインが当たり前になった現在、

地域格差は、以前に比べれば少なくなり、

参加のハードルも下がった。

 

すばらしいイベントもあるし、

いまいちのものもある。

 

いい学び、素晴らしい出会いを手にしたければ、

勉強会などのイベントに、出ていくことがスタート。

 

出なければ、学びも出会いもないのは当たり前。

でも、イベントに出るということは、

いまいちのイベントにも、参加することになる。

つまり、外れをひくこと。

 

だれしもが、当たりくじを引きたいし、

外れをひくのは、好きではない。

でも、私たちにとって、大事なのは、

当たりをひく確率じゃない。

当たりくじの数。

もっと言えば、たった1つのあたりであっても、

それが大当たりだったらいいわけだ。

 

そのためには、外れくじを引いてしまうことも受け入れて、

まずは出てくることだよね~と、

ある経営者とは、話しをしていました。

これからも、いろんなところに、

顔を出すようにします。

2022.09.22

企業経営での性善説と性悪説

ある、尊敬する経営者が、

企業での性善説と性悪説について書いていました。

 

私は、性善説と性悪説、

企業経営においては、

どちらがいいとか悪いとかはないと思っている。

 

経営者の得意なスタイルや、

どういう会社にしたいのか。

そこからの、逆算(バックキャスティング)で

決めていけばいいこと。

 

ただ、性善説と性悪説では、

それぞれの特徴がある。

 

私の経験では、

性善説に基づく企業経営は、人を伸ばすのに適している。

性悪説は、底上げするのに適している。

 

・良い人材を伸ばして、いきいき働いてもらいたい

・小さな会社で、失敗しても、会社が責任を取り切れる

・会社と社員とのベクトルがあっている

なんていうときは、性善説に基づいた企業経営が向いているように思う。

 

かたや、

・とにかくミスが許されない

・いろんな人(たくさんの人)がいて、統率が取れない

・問題が起きた時に、取り返しがつかない(人の命に関わる)

・社員とベクトルがあっていない

・一定のレベルの仕事をしてくれればそれで十分

というような経営の場合は、

性悪説に基づいた経営が向いているのかもしれない。

 

私は、基本は性善説に基づいた経営をしているつもり。

しかし、ルールで縛らなきゃならない時もある。

 

以前から、

「なにか問題が起きたら、ガッチガチのルールを作らなければならない時もある。

 私に、つまらないルールを作らせるようなことはしないでくれ。

 それは、私にとっても皆さんにとっても不幸だから」

ということを定期的に伝えている。

 

幸いにして、うちの社員さんも、それにこたえてくれる人ばかりで

とても助かっている。

 

もちろん、問題が起きないわけじゃないが、

悪意のあるような問題はほとんどないし、

会社で受け止めきれるものばかりなので、

私は、このままでいいかな~と思っている。

 

2022.09.19

客家の法則

昔、客家(はっか)の法則というものを

どこかで読んで学んだ。

その考えに、「なるほどな~」と

深い感銘をうけた。

 

客家の法則とは、

私の理解で書くと(ウソがあったらゴメン)こんな感じ。

 

中国に、客家という民族がいる。

この人たちは、

円形に連なって何階建てにもなっている

家に住んでいるそうだ。

 

そして、こんな決まり?教え?がある。

もし、隣の人に親切にしてもらったら、

その人に、恩返しをしないで、

その反対隣の人に、親切にしてあげることという。

 

隣の人は、また隣、

そのまた隣と、

巡り巡って、自分のところに返ってくる。

なぜなら、円形の集合住宅に住んでいるのだから。

 

自分に返ってくるばかりではなく、

みんなに、親切が駆け巡るわけだ。

 

この考えというか教え、ルール?を聞いた時、

なるほどな~と感心した。

 

この話しが本当なのか、脚色が入っているのか、

私にはまったくわからない。

しかし、私にとってはこれが真実なのかどうかよりも、

この考えを自分の周りや会社に活かせないかということのほうが重要。

 

会社って、客家の法則みたいなもの。

自分が若い時に、

先輩や上司に面倒を見てもらう。

 

その恩を、その人に返すのではなく、

自分がリーダーに立って

若い人の面倒を見ることで、

次の世代につないでいく。

 

それが、チーム全体のパフォーマンスになり、

リーダーの自分に返ってくるのだろう。

 

会社でも、恩返しではなく恩送りの感覚で、

やっていくのがいいのではないかと思ってる。

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