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クラウド・SaaS

2012.05.06

ちょっと待った!Googleの利用規約がヤバすぎる

いまや、クラウドサービス全盛時代。
DropBox、SkyDrive、GoogleDriveなどの無料ストレージサービスを利用して、PCとスマホ、または会社PCと自宅PCのデータ共有をしてる人も多いでしょう。

その中で、GoogleDriveの利用規約がヤバすぎると、一部の人達で話題になってます。

ユーザーは Google(および Google と協働する第三者)に対して、そのコンテンツについて、使用、ホスト、保存、複製、変更、派生物の作成(たとえば、Google が行う翻訳、変換、または、ユーザーのコンテンツが本サービスにおいてよりよく機能するような変更により生じる派生物などの作成)、(公衆)送信、出版、 公演、上映、(公開)表示、および配布を行うための全世界的なライセンスを付与すること
(出典:Google 利用規約 https://www.google.com/intl/ja/policies/terms/)

これをGoogleに対して許可したことになるそうです!!

そして、その許諾は、

本サービスにユーザーがコンテンツをアップロードまたはその他の方法により提供すると
(出典:Google 利用規約 https://www.google.com/intl/ja/policies/terms/)

アップロードしただけで、許諾したことになるそうです。

そして、この許諾は、

ユーザーが本サービス(たとえば、ユーザーが Google マップに追加したビジネス リスティング)の利用を停止した場合でも、有効に存続する
(出典:Google 利用規約 https://www.google.com/intl/ja/policies/terms/)

ということで、一旦許諾したら、Googleは永遠に自由にコンテンツを使う権利を有するとしています。

確かに、Googleは、

プライバシーの保護は今までと変わりません

(略)
Google のプライバシー原則は今後も変わりません。また、Google がユーザーの許可なくユーザーの個人情報を販売したり共有したりすることはありません
(出典:Google 概要 https://www.google.com/intl/ja/policies/)

ともいっていますが、殆どの人が読まないサービス利用規約に表示をして、OKボタンを押したんだから許可はとったと言ってくる可能性は十分にあります。

どうやら背景としては、サービスごとに違うサービス利用規約(60ほどあったらしい)はわかりづらいので、すべてのサービスで1つのサービス利用規約に統一したとのこと。
なので、好意的に捉えれば、各サービスの最大公約数的な利用規約にして分かりやすくしようとしただけであって、実態は今までどおりなのかもしれません。

しかし、いつその方針が変わるかは、我々にはなんともわかりません。
となると、あとは自己判断かな、とも思います。

位置情報を、Googleマップの渋滞情報に活用する程度であれば可愛いものですが、Google Docsのビジネス情報や、Google Driveの各種ファイルがそっくりそのまま持っていかれたら、シャレにならないですね。

ちなみに、DropBoxやマイクロソフトのSkyDriveでは、そんな規約はなさそうです。

これらを見ていると、まず無料でAndroid OSをみんなで使わせて手放せなくしておいてから、いろんな都合のいい条件やサービス利用規約をだしてきて、活用しちゃおう!って意図が感じられます。
また、Android携帯に入れた情報は、Googleのクラウド上にほとんどが保存されるので、サービスを利用していることになるのではないか?
そうなると、Android携帯に入れた住所録や予定情報、写真などは、Googleに自由に利用される可能性を含んでいるのではないか?

そんな風に心配になってしまいます。

私よりも詳しい情報をお持ちの方、なにかあれば教えてください。

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