ブログ・コラム

弊社の事業活動

2021.01.06

DXは新たな市場と顧客の創造:私が中小企業のDXを推進する理由(2)

きょうから本格的に新年の業務が始まりました。
私は、きのうから出社していますが。
ということで、少し仕事モードのことを書いてみます。
 
きのうは、私が中小企業のDXを推進する理由(1)として、労働人口減少と、総労働時間減少のダブルパンチにより、人時生産性の向上は急務という話しをしました。
 
もう1つ、私が中小企業のDXを推進する理由は、新たな市場と顧客の創造にあります。
 
DXは単なるIT化ではありません。
ITを活用することで、新たな顧客価値を作り出します。
いままでになかった、顧客にとっての新たな価値を生み出せば、いままで手が届かなかった市場にリーチすることができます。
または、いままで世の中になかった市場を作り出すことになるかもしれません。
それはすなわち、新たな顧客と仕事を創出することにほかなりません。
 
 
みんなご存知プリントパック。
これにやられてしまった地域の印刷会社は多いでしょう。
また、活用している人たちも、これまた多いでしょう。
 
プリントパックがいいかどうかは置いといて、ここはDXで新たな市場と顧客を作り出しました。
単に、Webを使って全国から印刷の仕事を集めたというだけではありません。
原稿の入稿は人の手を介さずWebからできます。
その原稿は、印刷にすぐに回ります。
印刷機の空き状況に合わせて、提示する金額を変更し、印刷機が遊ばないように仕事の薄いところを埋めていきます。
これらにより、顧客は、いつでも印刷の発注が可能です。
平日の昼間、印刷会社の営業担当者に電話することもなく、来社してもらうのを待つ必要もありません。
このような企業が地域になかったため、そこに新たな市場を作り出したと言えるでしょう。
 
 
また、ある会社電子基板開発会社は、ノイズ対策の情報を集めたポータルサイトを立ち上げています。
電気回路・基板設計開発者を対象に、その人たちの共通の悩みであるノイズ対策の知識・ノウハウをたくさん掲載しています。
その情報を見て役立てている開発者は、有益な情報が欲しいのでメルマガ登録します。
ノイズ対策のポータルサイトには、マーケティング・オートメーション(MA)が組み込まれているため、メルマガ登録した人が繰り返しWebを見たり、メルマガの記事をクリックして閲覧していることが分かるため、その行動に基づいて見込度をスコアリング(点数評価)します。
見込度の高い訪問者には、インサイドセールスが連絡して、ニーズや業務の状況をヒアリングし、営業担当者にその情報をトスします。
営業担当者は、見込度の高い案件への提案・クロージングに注力することができます。
 
このように、DX推進することにより、新たな顧客価値を提供することで、今まで手が届かなかった顧客へとリーチできることが、DX推進していく大きな理由の1つです。
 
 
ちなみに、中小企業のDX推進について近々セミナーを開催します。
地方の中小企業のDX推進は、大企業のそれとは違います。
進め方が重要です。
そんな話しをしますので、興味あるみなさんはぜひご参加ください。
1月14日(木)開催 中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション:IT化)はどう進めたらいいのか?

2021.01.05

人時生産性の向上は急務:私が中小企業のDXを推進する理由(1)

私は、昨年から中小企業のDX推進をしています。
当社はIT企業ですので、他業種よりはIT活用は進んでいました。
それでも、ぜんぜんDX推進という意味では、まだまだでしたし、いまでも途上です。
 
そもそも、中小企業がDXを推進する理由は何でしょうか?
 
まず、その1つめは「生産性の向上」のためです。
 
日本の生産性が低いという話しは聞いたことがある人も多いでしょう。
ある調査によると、日本の生産性は21番目です。
先進国と言われ、世界第3位の経済立国である日本の生産性としてはとても低い。低すぎます。
言い方は悪いですが、あまり働かないイメージ(イメージですよ!イメージ!)の
イタリア(17位)やスペイン(19位)よりも低いのです。
 
話しは変わりますが、日本の人口は2010年の1億2806万人をピークに、減少に転じました。
しかし、労働人口(15~64歳)という意味では、1995年の8716万人をピークに、
2020年は7361万人と25年間減り続けています。
 
 
そして、総労働時間についても、バブル後からずっと横ばいだった正社員の労働時間が
2019年についにがくっと減りました。
これは、働き方改革の掛け声の影響と思われます。
 
日本企業は、労働生産性は低いが、勤勉な国民性により、長時間労働で経済を支えてきました。
それがここにきて、人数も減るし労働時間も減る。
ダブルの減少です。
 
この状況を乗り切るには、生産性の向上が急務です。
その中でも私たちが重視しているのは「人時生産性」です。
つまり、一人1時間にどれだけの付加価値=粗利を稼げているか。
私たちアーティスティックスがDXを推進する理由の1つは、
この人時生産性の向上のためです。
 
      付加価値(粗利)[円]
人時生産性=----------
       総労働時間[H]
 
人時生産性を高めるには、付加価値を高めるか、総労働時間を減らすかのどちらかです。
 
コロナがきっかけではありますが、社内外のミーティングの多くが、ZoomやマイクロソフトTeamsなどのWeb会議となりました。
それにより、移動の時間が不要となり、ミーティング自体も短時間で済む傾向にあります。
できた余白時間は、フェイスtoフェイスでなければならない重要顧客への訪問や、
次の取組みへの準備時間に当てられるようになりました。
 
人時生産性の向上のためにも、中小企業はDXを推進する必要があると思っています。
 
ちなみに、中小企業のDX推進について近々セミナーを開催します。
地方の中小企業のDX推進は、大企業のそれとは違います。
進め方が重要です。
そんな話しをしますので、興味あるみなさんはぜひご参加ください。
1月14日(木)開催 中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション:IT化)はどう進めたらいいのか?

2020.09.12

伊豆の国市商工会青年部主催の「おらが街の職を知ろうれ!!職業フェア in2020」に参加しました。

伊豆の国市商工会青年部主催の「おらが街の職を知ろう!!職業フェア in2020」に参加しました。

このフェアは伊豆の国市立大仁中学校で開催され、大仁中学校の1、2年生の生徒の皆さんに対して、体験や見学を通してどんな仕事があるのか知ってもらうかと言うものです。

地元のいろんな会社や団体が出店されてました。旅館業、パン屋さん、介護、農業、石材店、警察などなど。中には伊豆の国市の温泉地で活躍されている芸者さんもいて、地元の色が出た内容となっていました。

アーティスティックスは「IT情報技術サービス業」として参加し、情報を上手く発信すること、活用することについてお話しいたしました。

  • ホームページの更新体験
  • 人体認知カメラのデモ
  • VRの体験

これらを、3回に分けて約30名の生徒さんが受けてくれました。

生徒の皆さんは、本当に真面目に私たちの話を聴いてくれましたし、体験にも積極的にチャレンジしてくれました。特にVRの体験は人気で立候補が多かったですね。

そして、驚いたことは、みんな飲み込みが早いと言うことです。少しの説明でVRの操作を難なくこなしていたことです。

ITに触れる機会が多い時代なんだなぁーと思いつつ、真っ直ぐに学ぶ姿勢は、逆に私たちが生徒さんから学んだ、そんな一日になりましま。

大仁中学校の生徒の皆さん、先生の皆さん、伊豆の国市商工会青年部の皆さん、素敵な体験をありがとうございました。

ホームページ更新体験

人体検知カメラの説明中

VRの体験。生徒さん上手すぎる!

追伸・・・

警察署の体験ブースに置かれていた、このセットは、もしかしてポンポンして指紋を調べる奴じゃないのか。
正直言って、めちゃくちゃ体験してみたかった。

「中学生羨ましいぜ。」と強烈な嫉妬心を抱いていたことは内緒にしておいてください。

2020.04.26

勝つ経営と敗けない経営

きのう、経営仲間の話しを聞いていて、なるほどと思ったこと。

経営者いわく、勝つ経営と敗けない経営は別。

 

勝つ経営は、

・時流にぴったり合わせる

・流れに乗る

・一気に展開・拡大

・資金は借り入れ、レバレッジを効かせた経営

なので、とても成功する。

ただし、予想外の大きな変化に弱い。

時流が変わったときに、途端に苦しくなる。

大きく資金を借りているから、立ち行かなくなり、バタバタつぶれる。

 

それに対して、敗けない経営は、

・経営の軸足を複数持つ(リスク分散、1社集中を避ける、複数事業、都内と地方、リアルとバーチャルなど)

・いろんなことを試す

・失敗も多いがそのうちいくつかは成功する

・成功したものを育てる

・それらを複数作り、軸足の1つに加える

・流れが変わっても、他の軸足(=収入源)に注力する

 

私も会社を作って26年目に入りました。

バブル後の失われた10年、ITバブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災を乗り越えてきました。

そのたびに、起業→受託開発→人材ビジネス(常駐派遣)→地域密着IT企業と形を変えてきました。

大きな成長はありませんでしたし、とても苦しい時代のほうが多かったです。

 

それでも、な~んとなく敗けない経営というものをわかっていたつもりですが、

きのう言葉にしてくれて、自分の中でも整理ができました。

 

コロナ終息がいつなのか私にはわかりませんが、

たとえ終息したとしても、元の時代には戻りません。

多くの会社にとって、いまは、敗けない経営をするときです。

いや、戻らないだろうという仮定で、次の種まきをしておいたほうがいいです。

(コロナの中だからこそ、今まで準備してきたことが花開いている会社は別です)

 

多くの場合、よくなる想定が外れた場合の被害は大きいですが、

悪くなることを想定しておいて、その予想が外れてよくなっても、会社はつぶれないものです。

いまは、会社を守ること、社員の雇用と生活を守ることを最優先にする時期。

次の時代への種まきの時期。

PDCAではなくdPDCAが大事とは、別のある人から教えてもらいました。

いまは、d(まずは小さくやってみて、その経験から学ぶ)ことを、たくさん高速にやっていくときと思います。

 

時代に適応する会社に、一緒に変貌していきましょう!

 

長岡善章

2020.04.20

【コロナ対策】テイクアウトのはじめ方(WEB受付)

【コロナ対策】テイクアウトのはじめ方(WEB受付)

新型コロナウイルス感染拡大で緊急事態宣言が是都道府県に拡大されました。そんな中、WEBミーティングや電話でクライアントさんとお話をする中で「テイクアウト・デリバリー」についての話題が毎日のように共有されます。そこで簡易的ではありますが、これから「テイクアウト」をウェブで始めようとしている方に向け、簡単なITの知識で始められる方法をご紹介します。
※デリバリーでも利用可能


【必要なもの】※無料で利用可能
  • Googleフォーム
  • Googleスプレッドシート

注文の受け付け方【Googleフォーム】

1.Googleフォームを開くとパーソナルとビジネスを選択しますが、まずはパーソナルを選択。

2.新規でつくるor形が決まっているならばテンプレートギャラリーからも選択可能。

3.必要情報を打ち込んでいく。例:名前・連絡先等

4.複数の注文を受ける場合は、選択方式をチェックボックスを利用する。

5.右上にある目のマークを押すと実際にどのように見られるかが確認できる。

7.右上にある送信ボタンを押すと他の人にフォームのURLを教えることができる。

※注文の受付を終了する場合:上部回答を選択→回答を受付中をoffにする。

注文を管理する【Googleスプレッドシート】

1.作成したGoogleフォーム上部→回答を選択→スプレッドシートのマーク(緑色のマーク)を選択。

2.エクセルに似た表計算のシートができる。※自由に編集可能。

以上です。
私自身も初めて作ってみたのですが、簡単に作成することが可能でした。
ぜひ、ご参考になさってください。

ちなみに、作ってみたサンプルはこちらです。

最後に・・・

SNSを見ても、仕事でお付き合いをさせて頂いている方からも、前向きなご意見を多く聞きます。
大変な時期だからこそ、スピード感を持って、新たなことを取り組んでいらっしゃる方もいらっしゃいます。

弊社としても、微力ながら皆さんのお力になれれば嬉しいですね。

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