ブログ・コラム

2025.04.22

ファシリテーションの目指すところって?

ずいぶん以前、ある会の研修に参加した時のこと。  

全国からの猛者がたくさん集まっていたその研修。  

私はグループ長を仰せつかった。  

グループ長といっても、司会というよりかはファシリテーター的なもの。  

その議論を深めたり、活性化させたりするのが、その役割。  

 

全国の猛者が集まっている研修、  

放っておいてもみんなからガンガン意見が出る。  

といっても、俺が俺がという人がいない。  

 

良い雰囲気だったので、  

「ここからはフリートークにしましょう」  

と宣言した。  

 

するとその中の一人、威勢のいい若手経営者が  

「グループ長としてそれはおかしい!それなら私がグループ長やります。いいですね」  

と言ってきた。  

 

彼は、往年の田原総一朗ばりの仕切りを見せた。  

確かに上手だった。  

ちょっと得意げにも見えた(偏見?)  

 

率直な感想として「若いなぁ」と思った。  

 

ファシリテーションの目指すところって、  

ファシリテーターがいなくても良い議論が交わされる状態にもっていくことにあると、私は思っている。  

ファシリテーターは影の立役者であり、縁の下の力持ち。  

決して主役ではない。  

田原総一朗になってはいけない。

 

もちろん、誰かが強く出すぎたり、議論に参加してなかったり、意見が言いにくそうな人がいたら、フォローアップする準備はしつつでの話ではあるが。

 

私たちアーティスティックスの社風も、そのようにあってほしいと思っているし、

そうなるように私は社風を作っているつもり。

そのおかげか、今ではそれに近づいてきていると感じている。

それは、私だけではなく、部門長を中心とした

社員さんたちの努力を合わさって形成されているもの。

それが社風、文化として定着し、

若手社員さんにも波及・伝承してくれることを、切に願っている。

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