ブログ・コラム

2025.04.08

議論貢献への参加姿勢 3つのポイント

1年間の班長という地域のお役をした。

 

私の地域にも、個性的な人は時々いる。

”そんなことやっちゃうんだ~”

というようなことも。

 

それが個人のことや発言程度であればいい。

私はベースの価値観が『人それぞれ』なので。

どうぞお好きにという態度。

 

しかしそれが、こちらに被害が及んだり、

地区全体のこと、それもお金の使い方に

関わることとなると話しが変わってくる。

 

今年は、要職に独創的な人がいた。

区長の意見も周りの意見も聞かず、

自分の考え、それも比較的個性的な決定を押し通す。

 

地区の会議が紛糾したり長引くことも何度かあった。

 

その中で、いち班長の立場で、私が何ができるかな~と考えてた。

 

この1年を通して、私が意識していたことは3つ。

 

まず1つ目、『話しが長くなってきたら切り込む』

気持ちが盛り上がってくると、話しが長くなり、

止まらなくなる人がいる。

それ自身は仕方がないが、

その場の人がうんざりしたり、

強い言葉でかぶせて否定し始めたりする。

そうなると、場が荒れる

見ているだけでつらい。

ひいては、『地区の活動になんて関わるものではない』と思うようになる。

これはよろしくない。

 

『長いな』『みんなうんざりし始めたな』と思ったら、

相手の話しに切り込む。

 

切り込むタイミングにはコツがある。

話しをしている最中にかぶせない。

話しが少し区切れたところで切り込む。

そうすると、話しを遮られた感が軽減する。

 

一見、話しが止まらない人でも、止まるときはある。

絶対に息はすうので、最低その瞬間は、話しが止まる。

そこで間髪入れずに切り込む。

相手も予想してないタイミングでもあり、

だいたいの人が、話しをとめる。

 

これは、ある団体でのディスカッションを繰り返す中で、

伝授された方法で、私も時々使う。

 

そのあとにまた、同じ人が話しをかぶせてきそうであれば、

第三者に意見を求めるように振る。

時には名指しをして、意見を求める。

そこにも相手がかぶせてくるようであれば、

その時は遠慮なく、『今はこの人の話しを聞きませんか?』と

さえぎってもいい。

できるだけ、第3者の立場のときに相手の話しをとめる。

当事者でそれをやるともめやすい。

 

2つ目、『大きくずれたら、中立に戻す意見を言う』

双方からの意見が活発に出ているのであれば、

お任せをすればいい。

自分が参戦すると話しが長引く。

 

しかし、声が大きい人がいると、

その人の意見に押し切られ、

反対の立場で意見が出ない時がある。

みんながそれで納得している時はそれでいい。

しかし、言いづらいから黙っているのであれば、

中立に戻すためにも、率先して意見を述べる。

『両方の意見が出ている』

となれば、どちら側の意見も言いやすくなる。

他の人が言い始めれば、自分があえて言わなくてもいい。

 

言う時には、

・相手の考えに一定の理解を示す

・相手の意見を否定しない

・自分の意見を場に出す(相手に向けず、場のみんなに向ける)

・自分が言いたい言葉ではなく、相手が受け取りやすい言葉を選ぶ

・落ち着いたトーンで話す

 (これは私が苦手で、まだまだ実践できていない)

このことを踏まえた発言をすることで、それほど場が荒れにくくなる。

 

3つ目、『落としどころを提案する』

ある程度、意見が出つくした。

同じ意見、同じ人が繰り返し発言し、堂々巡りになりつつある。

出口が見えなくなる。

そんな状態になってきたら、落としどころを提案する。

 

場合によっては、最終的な結論・決定に至らない場合も多い。

意見が発散して収集つかない時もある。

振り上げたこぶしを下せなくなっている場合もある。

そういうときでも、今日のところの結論や落としどころを提示する。

 

ものごとには筋目というものがある。

このことについては、だれが、またはどのように決定するのか、

これを大切にする。

これが基本。

 

ただし、もめた時には、その原則を通しづらい時もある。

会議の場合は、参加者の総意をもって決める。

それも無理なら、多数決で決める。

もめている場合は特に、個人の決定にさせず、

場の総意とすることで、誰かを敵にしない。

会議の司会者や参加者が受け入れやすい(反対しづらい)出口。

 

そういう方向になるよう、議論の出口を提案する。

 

細かいところはいろいろあるが、

主として、この3つを意識して区の会議に参加していた。

そのおかげなのか、何名かの人から私の家族に、

お褒めの言葉をいただいたらしい。

自尊心の強い私は、そのことに大いに喜んだわけである(笑)

※結局これが言いたかった

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