ブログ・コラム
2025.03.20
沼津高専卒業式
きょうは沼津高専の卒業式。
同窓会長として祝辞の機会をいただきました(緊張したーっ!)
一所懸命に考えた内容なので、せっかくだから、ここに残します。
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皆さん、こんにちは。沼津高専同窓会長を務めます、機械工学科20期卒の長岡と申します。
先ほど、第2校歌を使ってくださって嬉しい限りです。
この校歌は、同窓会が周年の記念に、当時の校長先生であった藤本先生と協力して贈ったものです。作詞・作曲は、元オフコースの鈴木康弘さん。静岡出身の方ですね。そちらで作っていただいたものをお送りしたのを懐かしく思います。
さて、皆さん、ご卒業・ご修了、誠におめでとうございます。
そして、保護者の皆さま、先生方、おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。ついに卒業の時ですね。
5年間、または7年間、皆さんはどんな時を過ごされたでしょうか?
入学時のことを覚えていますか? 「ここで5年間過ごすのか」と思ったあの時から、今や5年、7年が経ちました。その時間を振り返ると、あっという間だったと感じる方も多いのではないでしょうか。
年を重ねると時間が経つのが早く感じられるものです。これは、「ジャネーの法則」と言うそうです。
時間はすべての人に平等に与えられています。1日は24時間、誰にとっても同じです。
世の中には不公平なことが多いですが、この「時間」だけはすべての人に平等です。この時間をどう活かすかが大切です。
私は3つのポイントがあると考えています。
1つ目は、「時間軸で物事を考える」ことです。
なりたい未来から今を見る。また、今を起点に未来を考える。そして、その両方をすり合わせること。これがとても大切だと思います。目の前のことだけを見ていると、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。
2つ目は、「急ぎでなくても重要なことに着手する」ことです。
社会に出ると、期限の決まった仕事に追われる日々が続きます。そのため、「やった方がいいこと」になかなか手がつけられません。忙しい中でも、ぜひ重要なことに取り組む時間を確保してください。
3つ目は、「ちょっとでもいいからまずはやってみる」ことです。
何かを始めるとき、完璧な準備を整えることは素晴らしいことです。しかし、それが原因で行動が遅くなるのはもったいない。いくらネットで調べても、それは他人の経験です。実際にやってみることで、自分なりの学びが得られます。
これら3つのポイントは互いに密接に関わっています。ぜひ、時間を有効に活かしてみてください。
これから社会に出る方も多いでしょう。社会に出ると、大変なことや「こんなはずじゃなかった」と思うこともあるかもしれません。そんなときは、友人や同僚、家族に相談するのも大切ですが、学校の先生や先輩、そして同窓会にも話を聞いてみてください。
今の時代、個人情報の関係で、大きな会社にたくさんの先輩がいても、なかなかつながる機会がありません。皆さんが高専出身だということも、先輩たちは知ることができません。
ですが、学校の先生や同窓会を通じて連絡を取れば、先輩方が親身になって相談に乗ってくれます。実際に、「先輩に相談のってもらい、本当に助かった」という話をたくさん聞いています。
思い悩んだときは、ぜひ学校に戻ってきてください。先生や同窓会を通じて、先輩たちに相談することで、きっと新たな道が見えてくるはずです。
私たち同窓会は、皆さん学生の時も、卒業した後も、ずっと支え続ける準備ができています。ぜひ気軽にご相談ください。
結びに、改めて皆さんのご卒業・ご修了、本当におめでとうございます!



