ブログ・コラム
2025.01.10
建物の間の小道
私の会社は、沼津駅北口から徒歩数分のところにある。
この辺りは、車が通る大きな道路だけでなく、建物と建物の間に、
人が通れる程度の小さな路地が多くあったりする。
これらは正式な道路というより、
お互いの敷地を少しだけ下げて作った通路のようにも見える。
なんだか面白い。
一方、私の実家がある根方街道の方では、こうした路地はほとんどない。
その代わり、子供の頃は畑のあぜ道や人の家の敷地を普通に通らせてもらっていた。
「通らせてくださーい!」と元気に声をかけながら。
車がすれ違えないときは、どちらかが他人の敷地に車を一時的に入れることもあった。
そんな穏やかな時代を思い出した。
みんなが譲り合って暮らしていた、物ごとが穏やかだった頃の話かもね。