ブログ・コラム
2024.12.29
組織のいろんなポジションを疑似体験
私は20歳で学校を卒業し、地元の会社で技術者として6年9ヶ月働いた。
会社員としての経験は、それが唯一のものだ。
そこから30年以上が経過し、今では組織の中で経営者以外の立場で働く感覚を、ほぼ忘れてしまっている。
アーティスティックスを立ち上げ、規模は小さいながらもトップとして経営に携わっている。
その中で、自分の発言や行動が社員にどのように受け止められるのか、本当の意味では分かっていないのだろうと思う。
しかし、いくつかの団体に所属する中で、社員の立場を疑似体験できる機会があると感じている。
例えば、トップの振る舞いによって自分がどう感じるかを実感する。
また、団体の役員として、会社における小グループリーダーのような立場の責任や役割を考えることもできる。
トップ、リーダー、メンバーの関係性や役割分担、意見を吸い上げる適切な方法。
これらを疑似的に試行錯誤できる場として、私には団体活動はとても貴重だ。
会社でこれらを試すと、失敗したときに問題が起きることがある。
例えば、不満が高まったり、社員が退職したり、売上に悪影響が出たり。
しかし、団体での疑似体験であれば、失敗してもたいしたことはない(団体のみんなスマンww)
その場で学びを得て、責任を負う範囲も限られている。
団体活動の中で、トップとして、リーダーとして、また一メンバーとしての振る舞いを試行し、
得た知見を会社経営に活かしていく。
そうすることで、良い会社を作り上げることができれば、団体や地域にもきっとプラスの影響を与えられると信じている。