ブログ・コラム
2024.12.27
・量が質を担保する
私の机の上には、日めくりカレンダーが置いてある。
これは、私が所属する静岡県中小企業家同友会の50周年を記念して作られたもの。
「私の机」と書いたが、フリーアドレスなので、
今日座ったところにいつも置いている。
今日のページには、こう書かれている。
「量は質を凌駕する」。
なるほど、私にとってタイムリーな言葉。
私たちアーティスティックスの経営指針書には「量が質を担保する」という行動指針がある。
この二つの言葉には、少し似たものを感じた。
私は飽きっぽい性格で、継続が苦手だ。
しかし、その割には諦めも悪い。
技術に関してはそこそこできた方だが、営業は非常に苦手だった。
ましてや経営など、絶対にできる人間ではなかった。
そんな私でも、30年続けると成長するもの。
人には得意な領域もあれば苦手な領域もある。
だが、どんなに(最初は)得意な分野でも、継続している人には大抵かなわない。
たとえ苦手な領域だったとしても、量をこなせば成長する。
重要なのは、昨日の自分よりも今日の自分が少しでも上回っていること。
それだけで十分だと感じている。
「質と量のどちらが大切か」という問いをよく耳にするが、これはどちらか一方だけを選べるものではない。
両者には深い関連性がある。
初めから質の高いものを生み出すことは難しい。
量をこなしていくことで質は高まる。
いや、正確には、「質が高まるような量のこなし方をする」と言うべきか。
そして、みんなで「共に成長」していくこと。
それが本当に素晴らしいことだと、私は感じている。