ブログ・コラム
2024.12.05
叱る・怒る~見守る・支える
ある人(誰だったか、知人だったかも忘れました)が、こんな投稿をしていました。
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部下が失敗して、
その人に伸びしろがあると思うと、叱る。
部下が失敗して、
その人が伸びしろがないと思うと、怒る。
部下が失敗しても、
どうでもいいと思う者は、
叱りもしなければ、怒ることもしない。
松下幸之助さんを見ていて、
そのように感じました。
「叱る」と、
「怒る」と、
「叱らない、怒らない」と区別して、
「叱られる部下」になるように、
自分の伸びしろをつくる努力をしたいものです。
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文中にもあるように、これは松下幸之助さんの行動を見て、
誰かが書いた文章なのかもしれません。
出典がどうなのかは置いておいて、
「なるほど、そうか」「たしかに!」と思いました。
しかし、それと同時に、自分とは少し違うとも感じました。
私の行動や考え方を振り返ると、こんな感じです。
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その行動が悪意(わざと、サボり、手抜きなど)から出たものであれば叱る。
その指導を受け入れなければ怒る。
その行動が善意(“よくしよう”や“チャレンジ”など)から出た失敗であれば、基本は見守る。
失敗に気が付いていなければフィードバックする(これは叱るなのか?ちょっと違う)。
原因や改善方法がわからなければ、サポート・共育(教育)・一緒に考える。
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条件分岐が複数あるので、ついフローチャート化したくなってきます(笑)。
どちらが良いのかはわかりません。
おそらく、それはその人の流儀や置かれている状況、
さらには時代背景なども関係してくると思います。
ただ一つ言えるのは、いまの成功だけではなく、
その人が成長し、将来にわたって活躍できる人になること。
それが、その人にとっても会社にとっても、
私や同僚にとっても望ましいことだということ。
そして、それに近づく方法であれば、選択肢は無限にある。
しかし、見守るって忍耐力が問われる。
失敗を受容する経営的な体力も必要。
言うのは簡単だけど、実行するのはなかなかどうして(笑)