ブログ・コラム
2024.09.21
シークレット・サービス
もう20年近く前になるだろうか。
私はある研修を受けた。
ちょっと変わった研修だ。
知識や技術ではなく、
自分の行動をしやすくするためのもの。
余談だが、今のダイエットは、
この時の経験がかなり活きている。
この研修の中で、
ちょっと変わった課題があった。
それが、シークレットサービスだ。
シークレットサービスと言っても、
政府要人を警護するわけでもないし、
ホイットニー・ヒューストンの命を守るわけでもない。
(それは映画ボディーガードだ)
この課題は、
人知れず、誰にも知られないように
誰かの役に立つこと。
もしかすると、
誰かに褒めてもらいたいという
承認欲求の強い私だからこそ、
出された課題なのかもしれない。
今でも時々、この課題を実行している。
こんなところでも、
やらなくてもいいだろうという場面で、
ちょっとした誰かの役に立つことをやる。
「気づいてほしい」と思いながら、
でも、気づかれないようにやる。
気づかれてしまったら、
それはもうシークレットサービスではないのだから。
しかし、変わった研修だったな。
顛末はいろいろあったが、
ここでは書かない。
その時は、それでよかったのだと思う。