ブログ・コラム

2024.08.14

・個別最適と全体最適

南海トラフへの警告が出てから数日がたった。

思ったよりはみんな落ち着いているが、

それでも当初は買占めのような動きがあった。

 

水、米、トイレットペーパーも。

そうそう、コロナ禍のマスクもそうだったね。

 

リスクに対して物を買って備えるのは適切な行動。

しかし、その適切な行動の積み重ねが、

ものがなくなるという困った行動の結果になる。

 

個別最適と全体最適。

私は会社でよく言う言葉のひとつ。

どうしても人は身近なところに目がいってしまう。

いわば個別最適に走る。

 

でもできる限り全体最適を見ながら

動く方が良い。

 

水は本当にいま必要だろうか?

1週間くらいであれば、ナベや冷水筒ではダメなのか?

 

米は本当に足りないのか?

何か月先の分まで買った?

 

トイレットペーパーは確かにないと困る。

しかし、18ロール一袋あれば、

一か月ぐらいは持つのではないか?

※人数、共働き、子供などで変わるだろうが。

 

コロナ禍のマスク騒動のときも

分け与えれば何とかなった。

社員さんや身近な人だけだが、

数枚ずつ分けてなんとか当面をしのいだ。

 

みなさんの家にも無いですか?

コロナ禍で購入したマスクや検査キットが大量に余ってたり。

ある家では、オイルショックの時に購入したラップが、

まだ買い置きがあるという話を聞いたことがある。

 

自分や家族を優先したくなる気持ちは理解できる。

会社でも同じ。

自分の業務、立場、会社の都合が優先してしまう。

個別最適を優先しすぎると、多くの場合、全体最適が阻害される。

全体と言ってもどこまで広く見るか人それぞれだが、

できる範囲で、全体最適も考える視野を持ちたいと思う。

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