ブログ・コラム
2024.06.06
企業の差別化に思う事
企業の差別化、商品力、価格決定について考える機会があったので、
過去に学んだことや自分のスタンスを
整理する意味も含めてまとめてみる。
コンサルタントである船井幸雄氏によると、
企業の差別化戦略は、戦略的、戦術的、戦闘的要素に分けられると言っている。
戦略的要素)
1.立地
2.売場面積
3.ロイヤリティ
戦術的要素)
4.商品力
5.価格力
戦闘的要素)
6.販促力
7.接客力
8.固定客化
これらの要素に取り組むことで、
自社が差別化されていく。
いわゆる実業、もっというと店舗を意識した内容と思うが
私たちアーティスティックスのようなIT企業でも、
自社に置き換えて考えるテンプレートとして活用できる(してる)
その時に重要なのが
顧客(または見込み客)からの視点で
どのように見えるかと思う。
買うか買わないか、
最終的に判断するのは顧客。
もちろん安くすれば売れやすい。
(化粧品・美術品など、例外はある)
とはいえ、あらゆるものが値上げで採算性は悪化。
社員さんの給料だって毎年上げていきたい。
だから、価格は適正に上げていく必要がある。
しかし、もし価格を上げるのであれば、
差別化要素の上である商品力を上げる。
価格<価値
価格が1.5倍になっても、
価値が2倍になっていれば、
買ってもらえる可能性が高い。
『値決めは経営である』
稲盛和夫氏は言った。
ほんと、そう思う。
値決めは単に値決めだけの問題ではない。
これら差別化要素や採算性、
お客様から見た、価格と価値のバランスなど
そして、それを実施する社員さんのロイヤリティも含めて
すべてを考え作りあげていくものなのだなと思いながら、
頭の中で、ぐるぐると考えをめぐらせている。
まぁ、ひとことでいうと、悩んでるのです(笑)