ブログ・コラム

2024.05.30

心理的安全性と社風・文化・空気感について思う事

ある人がSNSに「心理的安全性と言わないほうがいいかも」

という投稿をしていた。

内容を端的にまとめるとこんな感じ。

・ネガティブ反応を恐れる必要がなく異論・提案を言える環境が心理的安全性の本質。

・異論・提案が言えない低レベルでの安全は無意味。

・心理的安全性を「波風立たない」状態と誤解しがち。

・表面的な平和が心理的安全性ではない。

 

この内容に共感するとともに、

では、どうすればいいのか?と考えた。

現状が良くないという事と、こうあるべきという指摘をしたところで、

その状態が変わることは少ない。

 

「社員がこんな人だったらなぁ」

そういう声を聞くことは多いし、思うのも理解できる。

しかし、私たち中小企業の経営者は、

今いるメンバーで、どうやって、よりよい状態にしていくのか。

それが常に問われている。

 

その時に、さまざまなルールや仕組みを作ろうとしてしまうが、

わりとそれは機能しないことが多いように思う。

 

仕組よりもベースにあるもの。

それが社風であり文化なのかもしれない。

社風・文化に一番強く影響を与えるもの、それは経営者。

 

経営者自身の言葉、表情、ふるまい。

それが社風・文化、言い換えれば空気間を創っていくのではないか?

もしかすると、それは中小企業の社長にとって、

もっとも重要な役割なのではないか?

 

社風・文化が望むものではない場合、

変えるべきは、経営者自身。

しかしそれは、経営者自身にしかできない。

それ以外のだれが言っても変わらないし、

「指摘する」という行為は、たいてい失敗に終わる。

 

また、英語圏では心理的安全性が実現されていると評されることが多いが、

そもそも「英語圏」というざっくりとしたとらえ方が大きすぎるし、

日本文化と違うものを単に良いとして目指しても、

働く人のほとんどは日本人である中小企業で、

あまりいい結果にはならないように感じている。

 

そんなことを考えている。

 

みなさんは、心理的安全性と社風・文化について、

どのように思いますか?

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