ブログ・コラム

2024.01.02

経営指針書作成紆余曲折

元旦は、会社の経営指針を

作り始める時期でもある。

 

この経営指針書作成は、

紆余曲折、いろいろあった。

会社の歴史の半分は、

経営指針書作成と共にあるといってもいい。

 

もともと経営指針書を作る前、

経営理念を作ろうという講座に参加した。

もう、20年くらい前だったかもしれない。

 

まだ、中小企業家同友会に出会う前、

ある人(コンサルタントと言ってもいいのかな)の講座だった。

 

すごくシンプルな話し。

経営者自身の、今の思いを言葉に落とそうというような講座。

他企業のきれいな言葉を真似て書くのではなく、

『金を稼ぐぞ』だったら、そのように表現しようと。

私自身、とっても腑に落ちた。

経営指針書作成としては、

これがスタートだったかもしれない。

 

その後、見よう見まねで経営指針書を作成していたが、

よくある話、経営者である私が一人で作成して、

社内発表することもなく終わっていた。

 

その後、中小企業家同友会に入り、

「経営指針書は社員さんと一緒に作るといいよ」

と言われ、その通りにするも、

私のリーダーシップのなさにより、

社員さんとの関係性を崩し、

暗黒の時代に突入。

 

社内の雰囲気は悪く、

お互い疑心暗鬼になり、

社員さんは次々に辞めていった。

 

その後、もう一度、会社作りを一からやり直した。

会社の将来を案じた若手がリーダーになってくれ、

経営指針書も、リーダー格の人たちと一緒になって作ってきた。

 

いまでは、大方針は私が作り、

部門長の意見を聞きながら

全体の取組み課題を練り上げる。

 

大方針と取組み課題を受けて、

部門長がチームメンバーの意見を聞きながら

チーム方針とチーム取組課題を練り上げる。

 

この仕組みがここ数年回り始めてきた。

これは、私たちアーティスティックスの強みの1つ。

 

あとは、経営指針書に基づいた

実施・運営ができるようになり、

うまくいかない時も、期中に軌道修正ができて、

達成する力が高まってくれば、

さらに強い会社になるだろう。

 

あとは、大きな一手を打つ時、

リスクをはらんだ一手。

これは、経営者である私の決断が必要だろう。

 

どちらにしろ、

経営指針書は、できたものが重要なだけではなく、

作りあげていくプロセス自体と、

経営指針書を道具として使いこなすことが、

経営なのだと思う。

 

ここから4月に向けて、

当社のこれからの方向性を決めていく重要なステップ。

私の大切な役割の1つ、

じっくり考えつつも、

みんなと一緒に取り組んでいこうと思う。

まずは、大方針を決めるところからだね。

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