ブログ・コラム
2023.06.23
無意識のかたより:アンコンシャスバイアス
今回の女全交(女性経営者全国交流会)では、
あちこちで、アンコンシャスバイアスという言葉が出てきた。
コンシャス(意識的)ではないバイアス(かたより)
女性だから○○〇というような思い込み。
「もう5時になるけど、子供迎えに行かなくていいの?」
「女性だから力仕事をさせるわけにはいかない」
「夜遅くまで仕事できないでしょ?」
などなど。
他の分科会では、
「アンコンシャスバイアスは、時代の変化ととらえる」
という話題が出ていたようだ。
アンコンシャスバイアスに手を打つことが、
先取りして対応することで、
新たな時代に適応した会社になることができるということか。
その分科会でどのような話しが出ていたのか
詳しく聞いてみたい。
と書いていて、ふと思った。
「女性はアンコンシャスバイアスと戦っている」
という考え自体が、実はアンコンシャスバイアスなのではないかという疑問。
実は、すべての人が多かれ少なかれ、
アンコンシャスバイアスにさらされているのではないか。
アンコンシャス、つまり無意識だから、
これを取りはらうことは難しい。
少なくとも、個人では無理そうだ。
解決策の1つとしては、
話しを聞くということ。
そのためには、話しをしてもらえる環境づくり、
もっと言えば、相手が話してもらえる自分であること。
アンコンシャスバイアスは人によって違う。
自分では気づきづらい、だから、相手から教えてもらう。
相手が「この人に話してみよう」と思ってもらえる自分になること。
そのためには、話しをしてよかったと思ってもらえる行動をすること。
しっかり話しを聞く。
解決できることであれば、手を打つ。
解決できないことであれば、ごまかさずにちゃんと伝える。
そんな基本的なことがたいせつなのかもしれない。