ブログ・コラム
2023.06.22
違うということをわかる
会社を3日空けて、
福岡~小倉に行ってきた。
同友会の全国大会なのだが、
女性経営者全国交流会 in 福岡。
通称、女全交。
全国47都道府県すべてから
計900人以上が集まった、
過去最大の女全交だった。
実は、私は、女全交への参加は初。
まぁ、そうだよね。
「女性経営者」全国交流会だもん。
何年も前から、「男性も参加OKだよ~」とは言われていた。
が、私の参加するところではないと思っていた。
それが、今回参加してみようと思ったのは、
今年の4月に25歳の女性社員が2名入社したから。
以前より、組織は男女バランスよくいたほうがいいと思っている。
リケジョという言葉もあるが、
IT企業はまだまだ男性社会。
そこに女性が2人。
それも25才。
私の半分以下。
この2人が会社で活躍するためには、
私はどのように考え、なにをすればいいのか。
考えてもまったくわからないので、そのヒントが欲しくて参加してみた。
結果としては、直接の疑問の答えは見つからなかったのだが、
一つ確信したことは、
「いくら考えてもわからん」
ということ。
だって、同世代の同姓の気持ちだってよくわからいのに、
年が半分以下の異性の社員さんの気持ちなんて、
私にわかるわけがない。
ただ、「考え方も価値観も違ってあたりまえ」ということはわかろうと思った。
人はとかく、自分と違う行動をする人を見て、
「なぜそんなことをするんだ」
「ふつう、こうするだろう」
と思ったりする。
でも、私から見たら30歳以上年下。
ベースになる価値観や時代背景はまったく違う。
私はそれこそ「24時間、戦えますか!」の時代。
イメージで言えば、自分の親ぐらいの人と
考え方や価値観が異なるようなもの。
違うということを(できればお互いに)認めたうえで、
目的を確認し、目指すゴールは合意していく。
ゴールに至る道筋は、しっかり合わせる場合もあるし、
ある程度経験を積んで来たら、そこも任せることもある。
任せる範囲は、経験によりだんだん拡大していくが、
先端技術や新しい価値観に基づく取り組みなどは、
最初から任せ、私(たち)のようなベテランは、
若い人に教わりながら進めていくことも必要だろう。
それらすべては、「お互いの違いがある」ということを
わかり認めるところがスタートだなと、
今回の福岡小倉で、改めて確認したことだった。