ブログ・コラム
2023.05.23
IBMがAI代替え可能な非顧客対応職種の一部を採用停止の見通し
ちょっと前の話しになるが、
IBMのCEOは、数年内に非顧客対応職種の約30%(7800人)がAIに置き換えられる可能性を示唆し、
今後の採用を停止していく見通しを示した。
ここでポイントだなと思うのは、
その領域が、「非顧客対応職種」ということ。
みんな気が付いているとは思うが、
AIは万能ではない。
繰り返し作業のような特異なところに
導入が進むだろう。
ほんと不思議に思うのは、
一方で人手不足で社員採用できないと騒ぎながら、
もう一方では、AIに仕事が奪われると拒否反応を示す。
いや、奪われるというか、そもそも人が足りてないのでしょ?
だったら、足りないところをAIに置き換えたらいいのでは?
と思う。
そして、人がやったほうがいい、顧客対応や専門職などに
人的資源を集中する。
おそらく、そこで問題になるのはミスマッチなのだろう。
やりたい(or やれる)職種と
AIに置き換わる職種が異なればいいのだが。
いまでも、専門職や現場仕事は人手不足な反面、
事務職などは応募多数で狭き門という。
当社も求人をかけているが、
なかなかマッチする人は少ない。
学校を卒業したら、
いや、下手をすれば大学など在学中でも、
学ぶということをしない(日本の?)風潮が、
ミスマッチを生み出しているのかもしれない。
そのような社会課題の中に、
なにか新しい取り組みのヒントがあるのかも。