ブログ・コラム
2023.03.07
組織変革の2:6:2の法則
先日の同友会の全研(全国大会)で、
相澤病院の理事長、相澤孝夫氏の講演があった。
ものすごくたくさんの示唆に富む話しだった。
そのなかで、私が印象深かったのは、
病院の組織変革の話し。
病院は、よくなることを提案しても、
できない理由がたんまりと出てくるそうだ。
人がいない
時間がない
などなど、たくさんの理由。
ようは、変えたくない、やりたくない。
しかし、その中でも、現状のままではいけない、
変えたいと思っている人はいる。
そのために、相澤さんは、
病院を変革しようというアンオフィシャルな組織7人、
組織図には載らない組織を作った。
そして、その一人一人が仲間を増やしていく
「職員の20%まで頑張って仲間を増やそう」
まさに、2:6:2の法則。
会社を変えたいとき、
社長がいくら頑張ってもなかなか変わらない。
社長ががんばることは当たり前なのだが、
誰か1人でいい、社長の理解者を作る。
社長がいくら力説しても、
それは会社の都合ととらえられる。
でも、1人でもいい、
社員さんの立場で、
自分の言葉で、その必要性を語ると、
響き方が変わる。
たった一人でいい、
理解者ができた時に、
会社変革の突破口が開く、
そう思ってます。