ブログ・コラム
2023.02.16
それぞれの事業承継
水曜日は、私が所属している
静岡県中小企業家同友会(通称同友会)の
沼津支部の2月例会。
経営推進委員会が担当で
事業承継についてやりました。
私がコーディネータで、
5名の経営者に
事業承継の観点で話しを聞きました。
・事業承継したばかり
・承継して数年たった
・血縁じゃない現経営者から承継がしてもらえない
・事業承継したと思ったら渡すことを考える年齢になった
・創業者で、血縁以外に承継を考えている
・専門家の立場から事業承継を見てきた
それぞれ、異なった立場の経営者たち。
事業承継というと、
株式や税制など、
テクニック的なところが注目されるが、
それだけではない。
むしろ、それ以外の「人」に関わる部分のほうが
圧倒的に課題が多い。
事業承継は、千差万別。
会社によって、いろんなパターンがあるため、正解がない。
ある会社でうまくいった方法が、
自分の会社でハマるとは言えない。
「事業承継の目的は?なぜ、事業承継をするのですか?」
そんな質問が参加者から出て、ドキッとした。
えっ?なぜ?・・・・なぜだろう?
ちょっと言葉に詰まり、
自分なりに答えたのは、
せっかく作った会社、後世に残ってほしいという自分の欲が半分。
働いてくれている社員さんに「途中で私たちを放り出すんですか」と言われたくないのが半分。
そう答えた。
自分では、比較的正直な気持ちだったと思う。
参加者みんなに、
事業承継について考え、
今なにすべきかを考える時間にしてほしい
という想いから、この例会を企画した。
結局、私が一番深く考えることになった。
『事業承継してもらえるような会社にしなきゃ!』
まずはそこからだという思いが強くて
事業承継という課題から逃げていたところがあったが、
この重要な課題に向き合うことを決めた。