ブログ・コラム
2022.11.18
全県フォーラムに参加
金曜日は、私が所属している
静岡県中小企業家同友会(通称:同友会)の
全県フォーラムに参加してきました。
分科会は、第5分科会を選択。
この分科会を選んだのは、
新規事業にチャレンジして
社員の雇用と会社を守ってきた
事例の報告だったから。
報告者さんは、
他の会社で働いた後に、
自分の意志で後継者として入社。
社長(父)も、正式な後継者として
最初から取締役として迎えた。
自社には大きな2つの問題点を抱えていたという。
それは、
・世の中の大きな潮流の中で、既存事業はこれ以上伸びない
・取引先に左右され、自社では生産計画をコントロールできないことで、
仕事があるかないかわからないし、ない時は空いてしまい、
あると残業多発という問題。
その会社のことなので、詳細は書かないが、
どこにでもありそうな話し。
当社も同じだった。
当社は、2000年以降の
ITミニバブル崩壊後に
技術者の常駐・派遣ビジネス(SES)にシフトした。
それにより、つまづいた経営を立て直し
会社を伸ばすことができた。
半面、自分たちでコントロールできないことが増えた。
その後迎えた、リーマンショックと東日本大震災。
人材ビジネスに疑問を持っていた私は、
そのタイミングで大きく会社のかじを切ることにした。
人材ビジネスからの脱却と自社サービスの展開。
いくつか試した中で立ち上げてきたのは、
ホームページ制作とクラウド事業。
既存事業のシステム開発と合わせて
3本の矢としていくことを目指した。
話しを戻して、報告者さんは、
既存事業が伸びない→新しい事業の柱を作る
取引先に左右される→自社商品を作る
という決定をして、行動してきた。
とにかくバンバン行動し、人に会う人だという。
それらを通して、
人との出会い・ご縁で助けられた
スピード感が大事
偶然の出来事がチャンスになる
ということを学んだという。
私は、これに賛同するが、
「スピード感が大事」
というところが、私には大きくかけていると感じた。
事実、先に述べたように、
人材ビジネスからの転換をしたが、
非常に時間がかかってしまい、
多くの傷を負った。
全員の雇用を守り切れなかった。
今では、基盤を固めつつあるが、
その時の傷は、まだ引きずっている。
自分に、もう少しスピード感があれば、
これから先、もっとよくしていくことができると感じた
全県フォーラムだった。