ブログ・コラム
2022.07.12
社長の器
会社は社長の器以上に大きくならない。
小さな会社を28年経営していて、痛感する。
「経営はトップの器で決まる」と
稲盛和夫さんも言っている。
同様のことを、多くの人がいっている。
ところで、器とはなんだろうか?
それは、他人の意見を
どれだけニュートラルに
受けとめられるかなんだと思う。
どんな意見でも、
いったん、自分の中に取り込み、
そしゃくし理解する。
できるだけニュートラルに。
人の言うとおりにしろという話しではない。
どうするかの前に、どういう意見なのか、
受け止める。
船井幸雄氏の言うところの、
成功の3条件の1つ、素直(すなお)に
近いのかもしれない。
きのう出た西原ゼミでも、
藤田晋さんの話しとして、
このようなことを言っていました。
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私も若い人が言うことには、
できるだけ耳を傾けるようにしています。
(略)
しかし、そのような発言を軽く見てしまうと、
人としても、企業としても、
それ以上の成長は望めなく
なる気がします。
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耳を傾けること、
それをやるかやらないか、
それがその人の器になるのだろう。
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「単なる思いつきの発言」か
「確信があっての発言か」を
見極める必要はあります。
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とも言っていますが。
私は、体はデカいが
人としての器は小さい。
そのことは、過去にも
社員さんともめて大量退職に
つながったことを見ても明らか。
器を大きくしようとして心がけてはいる。
昔よりは、多少は大きくなったと思うが
本質的には変わっていないなということを
日々痛感する。
きのうもそんなことがあった。
自分の器の小ささを見てしまった。
そんな自分の器を大きくしていこうと
思って行動すること自体、
それが成長なんだろう。
そんなことを考えた、
きのうの夜でした。