ブログ・コラム
2022.06.14
新規事業の参入障壁と中小企業の活路
きょう(きのう)から
船井総研の経営戦略セミナーを
受けています。
今年もこんな時代ですので、
オンラインのみでの開催。
いろんな話しがあった中で、
会計システムを提供しているfreeeの
佐々木大輔さんが
新規事業の参入障壁についての話しが印象的でした。
freeeは会計システムには10年くらい前に参入した。
そのころ、
「そんなのうまくいかない」
「むり、やめたほうがいい」
という意見をたくさん言われた。
今となっては会計システムのクラウド提供は当たり前。
だけど、10年前は、否定的な意見が大半。
これが参入障壁になっているということ。
独創的なアイディアほど、
その時点では常識はずれなので、
否定的な意見がほとんど。
多くの人は、ここでやめてしまう。
このような状況の場合、
大企業はその分野には参入できない。
中小企業であれば、
リーダーが「やるぞ」と決断すれば
参入することはできる。
なんで、そういうことができたか。
佐々木さんの親は、美容師だった。
その時にだしたプランが「男性だけの美容室を作ろう」だった。
いまでこそ、男性の美容師は普通になったが、
当時は、美容師は女性の職業だった。
「そんなのうまくいかない」
「むり、やめたほうがいい」
当然、そういう意見を言われたらしい。
しかし、それを作ったら大繁盛したそうだ。
ヒトのアイディアを否定する意見、
これが参入障壁になっていることは多い。
ヒトのいうことではなく、
本質的価値があるかどうか、
これが大切ということでした。
今では当たり前になったことの多くは、
その最初は、常識はずれで否定的だったものは多い。
古くは電気炊飯器もそうだし、
サラダチキンやスマホだってそうでした。
周りの意見に惑わされずに、
本質的価値があるかどうか、
時間の流れの中で、どのように世の中が変化していくのか、
そのようなことが大切になっていきますね。
当然と思っているところを疑ってみる
そこにチャンスがあるのかもしれません。