ブログ・コラム
2022.03.02
人が辞めない(辞めにくい)会社づくり
きょうは、沼津信用金庫様主催のセミナー。
「この会社でよかった!人材が辞めなくなる人材戦略とは?」
でした。
縁あって声掛けいただいたので登壇してきましたが、
普通にみんなの考えがとても勉強になりました。
第1部は基調講演。
静岡鉄道の清水さんから、
人事の側面からの取り組みを。
創業100年以上、社長も交代し、
ウェルビーイング経営を目指すという方針に基づき、
さまざまな取り組みを進めていることを
紹介いただきました。
その中でも、
自分の業務以外のところに越境して取り組む。
失敗も許容する。
心理的安全性の向上により
個の成長を狙うさまざまな取り組みを
教えてもらいました。
第2部は、
サンディオスの津賀さん、
静岡鉄道の清水さん、
コーディネータはHUBlicの小林さんと
パネルディスカッション。
かなりざっくばらんな
生々しい意見がポンポン出てきてて
配信されていることを忘れてしまうほど。
私も、過去の暗黒の時代から
社員との関係性を変えてきた取り組みをお話ししました。
その中でも、最も苦労(葛藤)したのが
私とその他の2階層だった会社を
部門長を作って3階層に変えたことでした。
3階層にするということは、
部門長のやり方を尊重するということ。
尊重しながらも、でも同じ目標に
協力しながら進む会社づくり。
当時の私は、これにとても葛藤しました。
どうしても、口出しをしたくなる。
でも、黙っていればいいというものでもない。
細かく細かく、繰り返し伝えていく。
そして、ゴール(目指すところ)は合意しておく。
そこへの道のりは、お任せをする。
大きな方向性が、ずれていなければ、
そして、その人の良心から出た行動であれば、
それは受け止める。
そのように変えていきました。
そして、失敗も受け止める。
失敗をしたら、それは成長のチャンス。
つぎ、同じ状況になった時に、
どうすればいいのか。
力が足りないとしたら、
どういうトレーニングをしたらいいのか。
そういうことを話します。
失敗して、課題感があるときは、
共通の課題に対して取り組む
協力者になれる。
一気に会社を変えようとすると
とてもバタバタします。
時には強い抵抗がでたりばらけたりします。
だからこそ、早いうちから少しずつ、
時間を味方につける。
影響力は、力の強さ*かける時間ですから。
これからも、メンバーの力に頼りながら
いい会社づくりをしていこうと思います。
そして、今回このような機会をいただきました、
沼津信用金庫の皆さん、
コーディネータの小林さん、
同席してくれた静岡鉄道の清水さん、
サンディオスの津賀さん、
関係者の皆さんに感謝です。