ブログ・コラム
2022.02.22
全社会議「時間軸で物事を考える」開催しました
きのうは、月1回の全社会議。
この日は、普段は在宅勤務の人も
サテライトオフィスである
みらいラボ@ドットツリー勤務の人も、
Head Office(本社)に出社します。
みんなの元気が顔が見られてうれしい限り。
内容はいろいろなのですが、
ここ数ヶ月は、
私が皆さんに伝えたいことを伝える
手作り勉強会をやっています。
先月・先々月は「会社のお金の基礎知識」
そして、今月のテーマは、
「時間軸で物事を考える」
この、時間軸で物事を考えるということは、
経営者にとって(本当はすべての人にとって)
とっても大切なこと。
少なくとも、私はこれを
とても重要視しています。
バケツで水を運ぶか?水道を作るか?
という寓話が
ビジネスの世界ではあります。
有名な話なので、聞いたことがある人もいるでしょう。
水のない村に水を届ける2人
一人は、遠くの水場から
バケツで水を汲んで運んでくる。
それにたいして、もう1人は
遠くの水場から水道を引いた。
完成するまでに何か月もかかったが、
完成してからは、
何もしなくても、水が手に入るようになった。
という話し。
自分たちの、今のその作業は、
バケツで水を汲んでいるのか、
それとも水道を作ろうとしているのか。
水道が優れていて、バケツがダメなわけではない。
バケツで水をくむのは、
すぐに水が手に入る。
ビジネスで言えば、すぐに売り上げが上がる。
初期投資も少ないし、
ダメな時の撤退も早い。
水道は、完成したら売り上げがどんどん上がるが、
完成するまでに、莫大な資金と労力が必要。
もしライバルが出てきても、
簡単には撤退はできない。
バケツの事業だったらすぐにやめて、
他のビジネスに変化することができる。
どちらにも、優れた点がある。
あとは、自分が(経営者が)どちらを目指しているか。
そして、自分が今どちらのことをやっているのか、
どちらを最終的に目指すのか、
そのために、いま何をするのが最適なのか、
ちゃんと認識しておいたほうがいい。
時間については、多くの先人が言葉を残している。
「終わりを思い描くことから始める」とは、
7つの習慣の第2の習慣。
「経営は逆算である」といったのは、
コンサルタントの、一倉定氏
一倉定氏は、
”ダメな会社はTOPがすべて悪い、
人のせいにするな、
部下のせいにするな、
環境のせいにするな”
という、厳しい人だったと聞く。
この”経営は逆算”という言葉は、私はよく使います。
また、最近では
バックキャスティングという言葉をよく聞きます。
時を味方につけると、
いろいろと楽に事が運ぶ。
いろんな効果(影響力)は
かけた労力x時間だが、
時間を長くかければ、それほど大きな労力でなくても
物事が達成してしまう。
だから、人より早く着手する。
そうして、早く少しずつ長くかけて成果を出すと、
楽に物事が達成するし、
先進的な事例として、取り上げてもらいやすい。
逆に、後れを取って追いつこうとすると、
何倍の労力がかかる。
そして、大したアドバンテージは取れない。
そんな話しをした後、
小グループに分かれて、ディスカッション。
テーマは、自分にとっての+1%の努力って何ですか?
毎日、+1%の積み上げ、どんなものがありますか?
そういうテーマでディスカッションをして、
最後に各グループに発表をしてもらう。
このやり方は、すべて同友会のやり方ですね。
・事例報告と問題提起
・小グループディスカッション(バズ)
※グループ内からファシリテータを選出する
・グループ発表
1.25時間x15人=18.75時間
もし仮に、1時間5000円の社内単価(給与じゃないよ)だとすると、
今日の勉強会は、93,750円のコスト。
これも、時間軸で物事を考えた施策。
今バケツで水を運ぶことを重要視したならば、
稼げる仕事をしたほうがいいわけですね。
きっとこれが、将来への投資として生きると信じて。