ブログ・コラム
2022.01.07
燕三条は工場で人をつなげる
きのうは、燕三条の
「工場(こうば)の祭典」
の話しを聞きました。
燕三条は、そもそも
燕市と三条市、そしてその周辺市町の総称だそうです。
知ってました?私は知りませんでした。
この地域は、2~3年に1回、
川が氾濫して作物がダメになる。
生きるために仕方がなく、くぎを作るようになった。
それが、燕三条の金属加工のルーツ。
くぎや生活の鉄器を作るところから始まった金属加工。
国の方針もあり、万博に出るために工芸的な要素が加わる。
また、廃刀令で彫金士が仕事を失い、
その代わりの仕事にと、装飾を施した芸術的要素が加わってきた。
そのような歴史的背景もあり、
金属加工が盛んなのが燕三条。
それらを活かして始めたのが工場の祭典。
工場の祭典を始めてからある工場は、
2年に1人程度の応募だったのが、
年50~60人くらいの新卒応募がある。
採用は1~2名程度。
2012年から始めた工場の祭典。
参加する仲間(工場)が増えてきた。
それに伴って、目的を理解しない
勘違いした参加も増えてきている。
説明の多くは職人さん。
自分としては当たり前のことを
「カッコいい」「すごい」と言われると、
一所懸命説明してくれる。
工場が地域資源で、観光資源にもなるとは思っていなかったが、
今ではいろいろな可能性がありそう。