ブログ・コラム
2021.05.04
ESGとSDGs
ちょっと前に、SDGs実践入門という本を読みました。
この中で、長年もやもやしていたことが
1つ明確になったことがあります。
それは、ESGとSDGsの関係です。
SDGs関連の書籍を読んでいると
必ず出てくるESG。
私は、ESG投資という形で見ることが多かった。
ESGは、
環境(Environment)
社会(Social)
ガバナンス(Governance)
の略。
ESGに取り組む企業は
社会に有益なので、
優先的に投資する、これがESG投資。
簡単に言うと、そういうこと(らしい)。
一応、わかるにはわかるのですが、
なにか自分の中でSDGsと
あまりつながってこなかった。
ESGを投資の話しではなく、ESG問題として見る。
つまり、
環境(Environment)
社会(Social)
ガバナンス(Governance)=企業統制
の3分野の問題としてみるのだけど
E、S、Gは同列ではないという。
すべてはGが始まり。
つまりG=ガバナンス=(企業)統制の問題。
ここがスタート。
資本主義が約500年、
産業革命から約250年。
これらを起点に、
企業など(国家も)が作ってきた様々な問題が
環境(Environment)問題と社会(Social)問題。
たとえば、公害、温暖化、異常気象、資源の枯渇のような環境の問題(E)や
強制労働、資源を求めた領土拡大戦争、過労死、格差社会、さまざまな不平等のような社会問題(S)
これらの多くは、ガバナンス(G)が起こした。
つまりは、ESG問題は、
企業とそれらを含む経済活動全般が
数100年かけてつくりだした問題(が多い)
ESG問題の中でも、特に緊急で重要な17の目標がSDGs。
17の目標の下には、詳細化した169の具体的な課題と、
その進捗を評価計測するための232の指標が定義されている。
SDGsはESG問題を具体的に定義し、
解決することを世界的に合意したもの。
SDGsという枠組み・ツールを使って
ESG問題を軽減・解決に向かわせる。
それは社会の要請でもあるので、
ESG問題に取り組む企業(=SDGsに取り組む企業)に
優先的に投資することで、
資金面から、ESG問題を解決に向かわせるのがESG投資。
というのが、ESGとSDGsの関係ってことと
私は、理解をしました。
(あってるのかなぁ・・・・)
とにかく、これが1つ分かっただけでも、
この本を読んだ価値がありました。
もちろん、もっともっと学んだことはあります。
最近、SDGsを一緒に勉強する会を
2ヶ月ごとに開催をしています。
もし興味がある人は私にご連絡ください。
次回は、6/23水19時からになりそうです。
6月は、めちゃめちゃおもしろいですよ。
ちゃんと、内容を発表できるようになったら、
お伝えをしますね。