ブログ・コラム
2021.03.29
守りのDXって?
IoT Newsに「攻めのDX、守りのDX」という記事がありました。
昔、爆発的人気を博した「信長の野望」に例えて、
DXを攻めと守りで詳しく解説してあった。
信長の野望で、何回徹夜したかわからない私は、
思わず食いついて読んでしまったわけですが(笑)
なかなか分かりやすくまとめてあってよかったです。
守りのDXとは、信長の野望で言えば「国力の可視化」
企業で言えば、「企業全体を俯瞰して可視化すること」
すなわち、自社志向であり
デジタルを前提とした
・業務プロセスの再設計
・ビジネスの可視化
・業務効率化、省力化
であるとしている。
とりあえず、できることから着手することは否定しないが、
最終的には、全体を可視化、俯瞰できるようにすることをめざす。
単なる業務の効率化にとどまらない。
自社の業務プロセスが、いまどうなっているか、
まずは確認をする。
古くから、あうんの呼吸でビジネスを回してきた企業は、
このプロセス自体がよくわからなくなっている。
再設計する前に、まずは明確にすること。
ということらしい。
なるほど、とてもおもしろい整理の仕方をしているなぁ。
私も常々、営業会議や経営会議という名の
情報共有会議はやめましょうと言っている。
情報共有などは、ITツールを使えば(ある程度は)可能になる。
もちろん、Face to Faceの効果は高い。
しかし、毎週2時間もかけて、幹部クラス数名が集まり共有だけというのは、投資対効果が悪い。
コストに見合わないのだ。
もし、同じ2時間をかけるのであれば、
ある程度、基礎情報は事前に共有したうえで、
ツールでは伝わらない詳細の共有のための時間を30分。
「では、どう戦うのか」
をディスカッションする時間に変えたほうが、結果は良くなる可能性が高い。
守りのDXは、攻めに費やす時間や力を生み出し、
結果として攻めを下支えする。
守りのDXは、
「企業全体を俯瞰して可視化すること」
を忘れないことだと、再認識した。