ブログ・コラム
2021.02.01
私たちは既成概念にとらわれている
最近、会社の近くに、雪松という餃子専門店がオープンした。
持ち帰りの冷凍餃子。
24時間販売らしい。
(ふーん・・・)
無人販売らしいよ。
(へぇ~~・・・)
これだけなら、まぁ、よくある話し。
しかし、SNSでアップされている画像を見てびっくり!
賽銭箱みたいな箱が置いてあるだけ!!!
ええっ!!!!
盗まれたらどうするの!
真偽のほどを確かめるべく、お店に行ってきました。
結論・・・・・事実でした。
お店の入り口は、普通の店構え。
手で押すタイプの自動ドア。
特に認証とかあるわけでもない。
中に入ると、購入方法のビデオと説明書きがあります。
冷凍庫には、たくさんの冷凍餃子。
これも特にカギがかかっているわけでもない。
つかんで持って逃げれば、簡単に盗めます。
たれは別売りでした。
代金は、さい銭箱風の料金箱に入れるだけ。
おつりもでない(当たり前www)
もう、単純明快。
このお店を見て、私たちは、何て考えが凝り固まっているのだろうと思いました。
無人の24時間販売までは、まぁ、考えそう。
でもそのためには、自動販売機でなければならないと思いませんか?
私は思いましたよ。
餃子の自動販売機なんて世の中にあるのか?
オリジナルで作るとしたら、開発期間が何日かかるのか?
それらを各店舗に入れるとなったら、いくらかかるのか?
それらを考えると、24時間無人販売は採算合わないなと思います。
かといって有人にしたら、人件費で採算取れないし、
人事・採用の手間が大変です。
犯罪に巻き込まれないように、安全対策も必要。
思い切って無人販売にする。
盗まれることもあるかもしれないけど、
それもコストとして計算に入れる。
とても、自由な発想ですね。
分かってしまえば簡単なことなのですが、
既成概念にとらわれて、このような方法はなかなか思いつかない。
思いついたとしても、「盗まれたらどうするんだ」って
上司が言っただけで、そのアイディアは終わる。
この方法を思いついた発想の豊かさと
試してみた勇気に敬意を払います。
まだまだ、別のやり方があるのかもしれない。
打つ手は無限、そう思った事例でした。