ブログ・コラム
2021.01.27
苦手な組手、得意な組手
誰しも何についても、
得意・不得意はありますよね。
私は、対人関係、もっというと会社などの組織運営での
得意・不得意があります。
これは、会社経営やいくつかの会の役員をやらせてもらって気がついたことです。
1対3~4人(つまり4~5人グループ)は比較的得意です。
1対全員フラットの組織は、かなり苦手です。
1対3~4名が得意とは言っても、めちゃめちゃうまいわけじゃないですが。
以前のアーティスティックスは、
私以下全員フラットな組織でした。
もちろん、先輩後輩というのはありましたが、
組織として明確にグループとか作っていませんでした。
業務の入り具合によって、
一時的なチームができ、
その業務が終わると、
そのチームは解散。
社員が増えたとき、1対20数名という感じになると、
何かを話していても、全然伝わった感がない。
手ごたえがないんです。
私の話す力の問題ではあるし、
リーダーシップの磨きが足りないためなのですが、
どうにもこうにも伝わらない。
大きな船のかじを切っても、ぜんぜん曲がらない止まらない進まない。
階層化みたいな硬直した組織は悪。
直接意見交換したほうがいい。
そんな考えがあったのですが、
こりゃダメだなと。
少なくとも、いまの私の実力では、これではうまくいかない。
そう思い、リーダー制を引き、
リーダー会議(今は部門長会議)を定期開催するようになった。
1~2年、リーダー会議を繰り返していくうちに
ある程度のベクトルがあってきた手ごたえが持てた。
これなら大丈夫かも?ということで、
大きな数値(月の売り上げなど)から共有するようになってきた。
そしてだんだん、月次決算の共有、
売上を作っていく方法などを話しができるチームになってきました。
いまは、部門長が4名、それと私の5名。
私の得意な組手なのだと思います。
大きな組織をぶんぶん動かせるようなリーダーシップを持ちたいと思いつつも、
自分にあったやり方だなということで、これで運営しています。
今の部門長は、ひとりひとりが率先して動いてくれる人ばかりなので、
すっごく助かっています。
この形がベストかと言われると他の選択肢もあるのですが、
私の得意な組手という意味では、やりやすいなと感じています。
私にとっては、ベストな方法みたいです。