ブログ・コラム
2021.01.21
ブロックチェーンは分散型で改ざんがほぼできない
ブロックチェーンは、ハッシュ値により、データがたくさん入ったブロックが
チェーンのように連なっているという話しを、きのうしました。
前のブロックのハッシュ値を次のブロックに書き込むため、
1つのブロックを変更しようとすると、その次のハッシュ値が変更され、
そうすると、そのブロックのハッシュ値を求め直さなければならず
さらに次のブロックのハッシュ値が変更され・・・・・
これが、末尾まで連なっていくため、書き換えがしにくい構造になっています。
企業のシステムは、どこか運営元があり、そこが強い力を持っています。
運営元なので当たり前ですが、その運営元が、やろうと思えば内容を改ざんすることもできます。
そして、世の中の人は、改ざんされたとしても、知ることができません。
対して、ブロックチェーンは、分散型の運営がされています。
強い力を持った運営元があるわけではありません。
世界中に、ノードと呼ばれるPCがあります。
それぞれのPCは、それぞれ別の人たちによって運営されています。
パブリック・ブロックチェーンは、誰もがそのブロックチェーンに参加することができます。
前出のように1つのノードの中でも改ざんは非常にしにくい構造になっていますが、
複数のノードがあることで、1台が改ざんされても、他のノードが正しい情報を保持されているので、
改ざんされたことが検知されてしまいます。
それにより、ブロックチェーンは、正しい情報を保持し続けられます。
と簡単に書きましたが、実はどうやらそんなに簡単な話しではないらしいのですが。
世の中には頭のいい人たちがいるんですね。
ビットコインみたいな強大なブロックチェーンではなく、
もっとコンパクトなブロックチェーンの場合は、ある特殊な状況下を作り出すことで、
いくつかのトラブルの可能性があるようです。
(それは中央集権型のシステムも一緒ですが)
この辺は、私ももっと事例を集めてみます。