ブログ・コラム
2021.01.14
今やるべきなのか?SDGsと企業の取組みについて
きのうに引き続き、SDGsについて思うところをつらつらと書いてみます。
SDGsは、すべての国、すべての人々、すべての部分を改善するため、
誰一人取り残さないことを原則としています。
MDGsは、特定地域(主として発展途上国)の緊急課題を解決するために、先進国が協力するスタンスでした。
SDGsは、地球全体の課題を解決するために、全世界が協力するという位置づけです。
私たちの社会が抱えている問題というのは、地域の問題にとどまりません。
難しい課題の多くは、地球規模で密接に関係していて、地域だけでは解決できないほどに大きくなってきているということです。
だからこそ、SDGsが提唱されたのだろうと、私は理解しています。
これは、企業も例外ではありません。
これらの課題は、国や自治体だけに任せておいて解決できるレベルを超えています。
すべての国民や企業も、SDGsで掲げた目標の達成に協力する必要があります。
そのために企業は、自社の事業活動の中に、SDGsを組み込んでいくことが求められます。
いまはまだ、そこまで認知が広まっていないため、
SDGsに取り組まなくても、なにか大きなマイナスとなることはないでしょう。
しかし、近い将来、必要となります。
それであれば、先取りしている先進的な取り組みの企業として、
地域をリードする会社になるほうがよくないですか?
そういう会社には、志の高いスタッフも集まります。
企業は人なり。
この考えに、多くの人が賛同してくれるでしょう。
SDGsにしっかり取り組む先進的な企業には、良い人材が集まるのであれば、
これはすでに会社づくりでもあり企業経営そのものです。
また、そういう人の周りには、同じような感度の高い人たちが集まります。
私たちは大企業ではないので、多くの人に指示さる必要はありません。
少数でもいいので、強力な仲間ができたほうが、商売はうまくいきます。
みなさんの会社は、経営理念やビジョン、経営計画、経営方針などの経営指針を立てているでしょう。
書面になっていなかったとしても、経営者の頭の中にはあるはずです。
これらに組み込んで、全社的に取り組むことが、会社そのものをよくするとともに
社会を浴することにもつながります。
SDGsは、企業経営そのものです。
ぜひ、経営指針書に、SDGsを組み込んでみませんか?
私も手探りしながらですが、一緒に取り組んでみませんか?