ブログ・コラム
2021.01.13
SDGsって最近よく目にするけどなんだろう?
SDGsってキーワード、よく見たり聞いたりしませんか?
SDGsというキーワードを私が意識するようになったのは、
2017年ごろからでしょうか。
SNSを中心にちらちらと見かけるようになりました。
SDGsは、Sustainable Development Goalsの略で、「エスディージーズ」と読みます。
日本語では、持続可能な開発目標と訳されます。
最近、持続的な○○○○というフレーズを見かけることが増えましたが、
SDGsの影響でしょう(たぶん・・・)
SDGsとはなんなのか。
いろんな説明がありますが、
私なりに一言で言うと、
「地球は1つ。地球資源が枯渇しないよう後世まで残せるよう活用しながら、全世界のすべての人の幸せが両立する社会を作る」
ということです。
(ひとことにしては長いという意見は却下ですww)
もうちょっと頑張って短くすると、
「地球と全人類の幸福を永遠に守る」
ということです。
(あっ、かなり短くなった!wwww)
SDGsには17の目標(ゴール)があります。
1. 貧困をなくそう No poverty
2. 飢餓をゼロに Zero hunger
3. すべての人に健康と福祉を Good health and well-being
4. 質の高い教育をみんなに Quality education
5. ジェンダー平等を実現しよう Gender equality
6. 安全な水とトイレを世界中に Clean water and sanitation
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに Affordable and clean energy
8. 働きがいも経済成長も Decent work and economic growth
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう Industry, innovation, infrastructure
10. 人や国の不平等をなくそう Reduced inequalities
11. 住み続けられるまちづくりを Sustainable cities and communities
12. つくる責任 つかう責任 Responsible consumption, production
13. 気候変動に具体的な対策を Climate action
14. 海の豊かさを守ろう Life below water
15. 陸の豊かさも守ろう Life on land
16. 平和と公正をすべての人に Peace, justice and strong institutions
17. パートナーシップで目標を達成しよう Partnerships for the goals
英語表記がキーワードがドン!とあるのに比べて、日本語はスローガン的な文章になっていますね。
これはお国柄なのでしょうか。
17のゴールのそれぞれにターゲット(課題)があり、その数あわせて169です。
さらに、それらを判定するための指標が、あわせて232指標(重複をカウントすると244指標)あります。
SDGsは2015年にできましたが、その15年前、
2000年にMDGs(Millennium Development Goals)として
2015年までに達成する8つの開発目標を掲げました。
それが以下の8つです。
1.極度の貧困と飢餓の撲滅
2. 普遍的初等教育の達成
3. ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
4. 幼児死亡率の削減
5. 妊産婦の健康の改善
6. HIV/エイズ、マラリアその他疾病の蔓延防止
7. 環境の持続可能性の確保
8. 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進
内容を見ると分かるのですが、主として発展途上国の状況を先進国が改善するというスタンスでした。
これは、一定の成果を上げます。
極度の貧困(1日1.25米ドル未満で生活)で暮らす人の数は、19億人(1990年)から8億3,600万人(2015年)と、半数以下に減少するなど、目標を達成するものもいくつもあります。
その反面課題も残りました。
極度の貧困にいる人々の約80%が、南アジアもしくはサハラ以南アフリカに集中しているなど、改善できたところと改善されないところの格差が残りました。
MDGsの期限の2015年が近づくにつれて、
次の15年、2030年までの目標として生まれたのがSDGsです。
MDGsが主として発展途上国の課題を改善することが目標だったのに対し、
SDGsは、誰一人取り残さないことを原則とし、
すべての国、すべての人々、すべての部分を改善することを目指しました。
SDGsというと、国連・国・自治体が取り組むものと考えがちですが、
すべての人々、誰一人取り残さないというのは、民間企業も例外ではありません。
これからは、企業も、いや企業が率先してSDGsに取り組むことが必要な時代となっています。