ブログ・コラム
2018.08.29
売上アップ祭り2018 基調講演「孫子の兵法とランチェスター戦略」
いよいよ、あと1ヶ月に迫ってきました売上アップ祭り2018。
今回は基調講演という事で、株式会社ナンバーワン戦略研究所の矢野新一先生をお招きして、「孫子の兵法とランチェスター戦略」と題して講話いただきます。
矢野先生は県民性の研究の第一人者でもあり、秘密のケンミンショーなどのテレビ番組でもアドバイスされています。県民性と交えながら、今の時代にあった戦略や手段をお話いただけるので、非常に楽しみです。
孫子の兵法とランチェスター戦略。簡単に紹介したいと思います。
孫子の兵法は今から約2500年前、ランチェスターの法則は今から100年前に、どちらも戦(戦争)をきっかけに誕生しました。
もしかしたら「今さら感」があると感じている方もいるかもしれません。しかし、これらは今もなお世界中の多くの企業の経営者に読まれ、実践され、その戦略の良さ、すばらしさが証明されています。
時代の流れによってビジネスで使うツールや流行が変化しているのではないでしょうか。
例えば情報伝達の手段でも、訪問する、手紙を書く、電話する、メールをする、SNSで繋がる、ITを活用してオートマチックに情報発信するなど様々です。時代の変化に伴い、使用する道具(手段)も変化しているのです。
武器が変われば戦い方も変わる。当然の流れだと思います。
孫子の兵法
孫子の兵法は、リーダー(将軍)のあり方、マネジメント、チームビルディングを学べる戦略書だと思います。2500年前に書かれたものが未だに色褪せずに多くの経営者に親しまれています。
孫子の兵法の全貌は知らなくても、この言葉は聞いたことがある方多いのでは思っています。個人的には、1番有名なのはこの言葉ではないでしょうか。
「百戦百勝は善(ぜん)の善なるものに非(あら)ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり。」
すなわち戦わずして勝つという事です。
戦いに全て勝つ人よりも、外交的な交渉、謀略的な活動、そして相手に「これは勝負しても敵わない」と思わせるほどの準備をしておくなど、戦わないで勝つ人が本当に善いとされています。
中小企業においても戦わずして勝つ為に「相手に敵わない」と思わせることは大切だと思います。商品やエリアなどニッチなところで強みがあれば、大手が参入しにくく、今後も強く生きぬいていけるのではないでしょうか。
ランチェスター戦略
ランチェスターの法則とは中小企業やローカルビジネスをしている人に、いかに「地域ナンバーワン」になるかを教えてくれる戦略だと思います。
ランチェスターの法則は
戦闘力=兵士の人数(量)×武器の性能(質)と言う計算式の元、戦闘力を数学的に表した手法です。
「弱者の戦略」と「強者の戦略」の2つがあるのですが、我々のような地域に根ざした中小企業は「弱者の戦略」に当てはまります。
兵士の戦闘力が同じであれば、兵士の多いほうが勝つ、というものなので、質を高めていくことが一般的に中小企業のとるべき戦略といえます。
大企業には、数で負けてしまうので、地の利を活かし、エリアを絞って、局地戦に追い込み、相手の戦力を減らすことが重要です。
そして、狭いエリアでも構わないので、何かでナンバーワンになることを目指しましょう。
孫子の兵法とランチェスター戦略。この2つには共通する部分もありますし、重ね合わせてさらに有効的な活用が出来る部分もあります。
是非、売上アップ祭りで学んでいただき、皆様のビジネスにご活用ください。