ブログ・コラム
2016.12.31
会社って大きくなればいいってもんじゃないでしょ?というが。。。
私は静岡県中小企業家同友会沼津支部に所属している。
そこから定期的に届く、中小企業家しんぶんに、
『会社って大きくなればいいってもんじゃないでしょ?』
から書き出す文章が書かれていた。
そんな話しを、同友会の仲間がフェイスブックに書いていた。
これは、大きくしなくていいといってるわけじゃなく、
「大きくする道を自ら捨てていいのか?」という内容だ。
『会社って大きくなればいいってもんじゃないでしょ?』
この言葉そのものには、まったく同意だ。
会社は、ただ大きくなればいいわけじゃない。
私もそう思う。
だけど、これを言う人の言葉の裏には、「大きくならなくたって(しなくたって)いいでしょ?」という気持ちが見え隠れする。
会社を大きくするためには、
- 仕事をたくさん受注する
- そのために受注できる会社の力をつける
- より多くの仕事を自分が手放し、社員に任せなければならない。任せられる状況にしなければならない
- (より多くの)専任の営業を置く
- 各部門を自主的に伸ばしていくリーダーを育てる
- 新たな人材を採用する
- 次世代の人材を今から育てる手間や資金
- 採用した社員が辞めない会社にする
- そして、これらが継続的・永続的に発展する仕組みを構築する
ざっと考えただけでも、これらの課題をクリアしていかなければならない。
会社を大きくすることは、めんどうだし大変だしリスクだ。
でも、実は長い目で見たら、変わらずに(変えずに)そのままの会社でい続けることのほうが、よっぽど大きなリスクで大変なことになる。私はそう思う。
会社を大きくするということは、いい会社を作ること
つまり、会社を大きくするということは、いい会社を作ることに他ならない。
今の規模でとどまるのであれば、目をつぶっておくこともできた自社の課題(弱点)を、会社を大きくするという目標をクリアするためにあぶり出され、それらをクリアしていくという面倒な作業をこれから何年もやり続ける、これが会社を大きくしていくということ。
それらがクリアしても、いい会社というのはなかなか数値で計れない。
なので、いい会社になってきた結果、売り上げが増え続けている、社員が増え続けている(辞めない)という数値で間接的に図る。
これが、会社を大きくすることのあるべき姿、本質ではないだろうか?
量が質を高める
量と質という話しになり、量を求めるよりも質を高めるんだという意見をよく聞く。
小さな会社で仕事を厳選して質の高いサービスを提供していく、というもの。
確かに、質は大切。
私も自分や自社の質を高めたいと常々思ってる。
でも、今の会社は十分満足いく質なのだろうか?
どうやったら自分だけじゃなく、若手社員も質の高いサービスをお客様に提供できるように高められるのだろうか?
その方法の1つが、他よりも量をこなすことではないだろうか?
もちろん、いい会社、力のある会社を作り上げているにもかかわらず、あえて仕事を押さえている会社もあるだろう。
また、大きくなったからと言って、必ずしもいい会社であるとは限らないのではあるが。
世の中の天才と呼ばれる一流選手のほとんどは、練習魔だ。
つまり、人より多くの練習をやり続けて、人より多くの実践の場(試合)に立っているのが「天才」という言葉で片づけられている。
いくらトップ選手だって、練習もせずに試合にも出ずに、ここ一番で結果を出すのは無理。
ましてや、私たち凡人は、量をやることにとことんこだわることで、結果として質が高まる。
ま、なにも考えずにただ量をこなしているだけではだめだけどね。
「会社は人材だ」
これに異論を唱える人は少ない。
(私はちょっと別の考えを持っていますが、それは別の機会に)
では、その人材・人財の育成をどうするか。
成長した人材にどうやって新たな活躍の場を与えるのか。
チャレンジしていない社長の下で、チャレンジする社員が育つだろうか?
どんなチャレンジでもいい。
そのチャレンジの1つが、会社を大きくすることでもいいし、他のことでもいい。
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