ブログ・コラム
2016.11.04
話題の「中国越境EC」に向いている商品とは?
越境ECとは、「海外に販売するためのネットショップ」のことです。
最近は、インターネットの普及によって、個人でも海外の商品を直接買うことができるようになってきました。
そんな話題の越境ECですが、特に注目しておきたい国が中国といわれています。
いま、中国ではメイドインジャパンが注目されており、魅力的な商品が日々口コミやインターネットなどを通じて紹介され、新たな需要が生まれています。
なぜ、今越境ECが話題になっている?
中国向けの越境ECが注目されている理由として、
- 中国で購買力を持つ消費者層がどんどん拡大してきていること
- 中国国内のネットショップ市場が急成長していること
- 越境ECへの参入を円滑にできる仕組み・ツールが増えてきていること
- 2020年開催のオリンピックで、日本製品が注目される機会があること
上記のような項目が挙げられます。
2015年の流行語大賞にも選ばれた「爆買い」という言葉がありますが、最近では日本を訪れる中国人観光客が減少し、この勢いがおさまってきている傾向です。しかし、これは日本製品への購買意欲が減少したわけではなく、中国国内から日本の海外向けECサイトからの商品の購入にシフトしている、と分析されています。
中国向け商品にはどんなものが向いている?
高品質が特長の日本製品は、中国の消費者から根強い人気があります。生活習慣や価値観も似ているためメイド・イン・ジャパンは受け入れられやすく、少々値段が高くても購入されていて、欧米の商品以上に人気があるといわれています。
具体的には食料品・飲料品・健康食品などの口に入れるもの、化粧品・美容品などの肌に触れるもの、家族の宝とされる赤ちゃん関連のベビー用品、その他家電や日用消耗品、アクセサリ等があげられます。上記に挙げた以外でも、日本製品には安心・安全・高品質、というイメージがを持たれ、好まれる傾向にあるといいます。
また、中国国内の商品はコピー品などのいわゆる"ニセモノ"が多いことや、海外製の商品の方がバラエティが豊富だったりすることが、越境ECでの購入を後押しする理由になったというデータもあります。
これから盛り上がっていく中国越境EC
中国で現地法人を立ち上げる必要がなくなったことや、日本企業の中国進出が容易になった結果、再度「中国越境EC」に注目が集まりました。今年以降、中国越境ECに対する注目度・関心度は上がっていくでしょう。
そんな中、中国向けの販売に興味がある方向けに「越境EC」のセミナーが沼津で開催されます。
インターネットマーケターとして、楽天市場などの出店企業支援100社以上、支援店舗での楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞店舗多数を誇る株式会社ミションの福井秀延氏をお招きし、ワンストップで中国への配送・決済できる仕組みや、中国への展開方法の情報を提供してもらうセミナーです。