ブログ・コラム

2016.09.22

人材育成、会社のビジョン、経営者仲間の報告を聞いて感じたこと

長岡@アーティスティックスです。

こんにちは。

私は、経営者仲間の自社の経営について、話を聞く機会があります。

その中で、いろんなことを感じたり、自社のことと照らし合わせて、もし仮に自社に取り入れるとしたら、どのように取り入れるのか考えることが多いです。

 

その中で、今回のテーマは『人の成長』『会社のビジョン』『採用』そんなキーワードで感じたことを書いてみます。

 

5つの人材

経営者仲間の話しの中で、最も気になったことで、5つの人材という話がありました。

その5つとは

  • 人財
  • 人材
  • 人在
  • 人罪
  • 人済

だそうです。

この中で、「人罪」は悪いことばかりではない、この人たちにも重要な役割がある、私はそう思っています。

 

人財

力がある。

能力が高い。

成長意欲が高い。

仕事の結果、成果を出す。

企業の方針を理解し、そのように行動する。

その企業の宝でありずっといてほしい人。

こんな社員さんばかりだったら、企業経営は楽でいいですね(笑)

 

人材

一般的に言う人、人材

これから成長していく人

 

人在

いるだけの人。

周りに迷惑をかけないが成果も出さない。

給料泥棒。

こんな人だそうです。

ひどい言われようです(笑)

 

人罪

能力が低い。

成長しない。

やる気がない。

不平不満を言う。

雰囲気を悪くする。

こんな人ばかりだったら困りますね。

 

人済

もう、その会社に不要な人。

去った人、または去ってもらいたい人

寂しい。。。。

 

と、こんな感じだそうです。

 

これを聞いていていろいろ心当たりがありました。

2-8の法則というのがあります。

パレートの法則というそうですが、その派生で、2-6-2という法則もあります。

つまり、社内の人材を分けてみると、

イケてる人2割(人財)

普通の人6割(人材 人在)

イケてない人2割(人罪)

といった具合でしょうか。

 

経営者は、イケてない2割に意識が行ってしまうことがよくあります。

「こいつさえいなければ(または、変わってくれたら)会社はよくなるのに。。。」

といったこと、思ったことありませんか?

私は、何100回と思いました(笑)

 

でも、人罪(という呼び方が適切かどうかはわかりませんが)にも、重要な役割があります。

それは、2-6-2の6割の人が、イケてない2割にならないようにすることです。

 

みなさん、こんな経験ありませんか?

勤め人のころ、またはどこかの組織のメンバーの時、トップのやり方に不満を持ったとき、上司に遠慮なく食って掛かる同僚や先輩がいて、自分の思っていることをガンガン言ってくれているから自分は黙っていた。

そう、イケてない2割は、真ん中の6割の人が、イケてない2割にならないために必要なんです。

 

皆さんは、アリの2-6-2の法則をご存知でしょうか?

たくさんのアリがいると、活発に働いているのが2割、ほどほど働いているのが6割、ぷらぷらしてるのが2割だそうです。

その中から、プラプラしている2割を取り除くとどうなるか。

いままで働いていたアリの中からさぼりだす奴が出るそうです。

 

これは、会社でも全く同じことが言えます。

もし仮に、イケてない社員がいたとして、その社員さんをクビしたら何が起こるか。

穏やかでいい会社になるのか?

いいえ、ほとんどの場合、なりません。

いままで、文句を言うこともなかった社員さんが、面と向かって文句を言いだします。

社長からしたら、

「えっ?お前がそんなこと言うのか!?いままで、まぁまぁそこそこ折り合いをつけてやってくれてたじゃないか!」

まさに、青天の霹靂(せいてんのへきれき)というやつです。

 

イケてない社員さんは、社長にとってのトレーニングメニューです。

会社は、ジムみたいなものです。

ちょっと大変だな~と思うようなことでも、それに真摯に取り組んでいることで、社長も鍛えられます。

従順な社員さんばかりでは、社長も成長しません。

もちろん、そういう社員さんの言うことにいちいちブレてはいけません。

でも、拒絶もしてもどうにもなりません。

不必要に妥協したり、その社員さんのために規則を曲げることもありません。

どのように折り合いをつけていくのか、社長の器が試される時です。

そして、その器を大きくしていくこと、取り組む姿勢を、イケてる社員さんや、普通の社員さんが見ています。

 

ちなみに、今のアーティスティックスには、イケてない2割はいません。

でも、以前はイケてない人が2割どころか、かなりの割合がいました。

必ずしも2割固定的にいるものではありません。

その時々で動きますが、平均すると大体そんなもんでしょう。

アーティスティックスにも、またイケてない人が出てくるのかな。。。

まぁ、その時は、神様が私に「またトレーニングが必要になってきたよ」と言っている時なんだと思います。

 

会社は普通の社員さんでがどちらにつくかで決まる

2-6-2の法則についてお話ししましたが、誤解を恐れずにぶっちゃけ書いちゃえば、イケてる2割はほっといても伸びます。(その会社に定着するかどうかは別の話しです)

イケてない2割は、何してもイケてません(もちろん、何かのきっかけで変わる可能性はあるのでいつでも、ウェルカムの姿勢は必要です)

普通の6割の社員さんが、不満を言ったりやらないですんじゃっているイケてない2割側に引っ張られるか。

それとも、ガンガンやっているイケてる2割に引っ張り上げられて「俺らもちょっとはやってみるか」と動き出すか。

これで、会社の未来は決まります。

やることはイケてる2割と、楽しそうにやりがいをもって仕事に取り組みます。

しかし、横目でちらちらと6割の人を見ながら、「こっちは楽しいぞ。一緒にやるか?」と、引き込むような雰囲気を作ります。

そうやって、イケてる2割を使って、6割の人を引き寄せられるかどうか、そんな社長に私もなりたいですね。

 

あ~、なんかすごい長文になっちゃったし、とても社員さんに見せられないブログになってしまった。

それに、書きたい項目の、まだ1項目しか書いてない。。。

長くなったので、いったんこれでブログを分けます。

ほかの項目は、また別のブログとして書いてみます。

 

ちなみに、これは私が学んだことと経験と、自分のスタイルに合う方法として書いています。

この方法が絶対であり、ほかの方法がダメとは思っていません。

私にとっては、このスタイルがあっているということです。

みなさんは、どのようなスタイルで社員さんの育成にかかわっていますか?

よかったら、教えてください。

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