ブログ・コラム
2013.08.13
ブラック社員は誰が取り締まるのだろうか?
長岡@静岡クラウド&ホームページ制作隊長です。
ちょっと前の記事になりますが、
『厚生労働省は8日、若者に極端な長時間労働を強いるなどする、いわゆる「ブラック企業」への集中取り締まりを実施すると発表した。
若手社員の離職率が極端に高かったり、過重労働が続いていたりする疑いのある全国約4000社に対し、9月の1か月間に立ち入り調査する。悪質な労働基準法違反などが確認されれば書類送検し、社名を公表する。』
という記事が出ていました。
「あぁ、またか・・・」
この日本に、労働者を守る法律や施策、行政の取り組み、司法の救済などたくさんあります。
しかし、経営者を守る法律はほとんどありません。
確かめていませんが、おそらく皆無でしょう。
ブラック企業の取り締まりはいいが、ブラック社員はだれが取り締まってくれるのだろうか。
これでは、起業する人は減り、中小企業の職場は縮小していきいます。
大企業は、外国に出て行く動きは止められません。
わずかに残った職場も、わがまま放題育った日本人よりも、
恵まれない環境で努力してきた2世に、その職場を奪われていくかもしれません。
ブラック企業を取り締まることに反対はしませんが、
その根底に流れている、「資本家(中小企業の社長が資本家といえるのか・・・)は労働者から不当に搾取するから、労働者を守らなければならない」という考え一辺倒であることをあらためないと、日本の会社、働く職場は、これからも減り続けるでしょうね。
いま、もっとも恵まれていないのは、中小企業の社長ですから。
以上、多くの人は異論があるでしょうけど、私の率直な考えです。