ブログ・コラム

2013.06.02

ルールの功罪

長岡@ホームページ制作&クラウド導入支援応援隊長です。

今朝、日曜日にしてはちょっと早起きをしたので、がっちりマンデーを見ました。

そこで、「ルールの功罪」だなぁ、と思ったことがありました。

 

見た人も多いと思いますが、その中でレシピを廃止してしまった、スーパーの惣菜部の紹介をしていました。

数年前までは、惣菜のレシピがあり、それを見ながら作っていたのですが、

ある日、お客様に、

「この前の煮物、ちょっとしょっぱかったわよ」

と言われました。

店員さんはちゃんとレシピどおり作っているのだから、そんなことは無いと思ったのでしょう。

「レシピどおり作っているんですけど・・・」

と答えて、気まずい雰囲気になりました。

レシピがあるから、『レシピどおり作っている』というところで店員さんがOKとしてしまっていたんですね。

本当は、『お客様がおいしいと言ってくれる』というところが、OKのラインのはずなのに・・・

 

恥ずかしい話しですが、以前の私たちの会社にも、こんなことがありました。

『朝のあいさつは物事の基本だから、お客様先でも、ちゃんとあいさつをしよう』と言ったことがあります。

(当社の社員は、お客様先に常駐している人もいます)

そのとき、ある社員から、

「あいさつは気持ちの問題だから、するかしないかは本人任せでしょう。

 どうしてもというのなら、そういう規則を作ってください。

 そうすれば、仕事ですからやりますよ」

といった話しが出たことがあります。

 

正直、『おまえ、バカか?』『なるほど、建設的な意見ですね』と思ったのですが、

そんなばかげた、建設的なルールは、けっして作っちゃダメですね。

ルールを細かく作れば作るほど、ルールを守ったかどうかがOKのラインになっちゃいます。

 

もちろん、ルール以下の行動が横行する場合は、ルールで底上げしなければならないときもあるでしょう。

でも、それは最低限のことです。

もし、あなたの周りに『規則が多くて窮屈だなぁ』思うのであれば、

それは、あなた(あなたがた)が、規則で縛らなければならないような行動が

横行しているから、管理する人(お客様、上司、親)が困ってそうしているのかもしれませんね。

 

実社会でもそうです。

法律は守らなければなりません。

でも、法律を守っていさえすれば、幸せな人生になるかといえば、そんなことはありません。

法律の上には、マナーがあります。

マナーの上には、道徳というものがあります。

 

レストランで、くちゃくちゃ音を立てて食事していても

逮捕されることはありませんが、嫌がられます。

そして、ただ穏やかに食べるだけじゃなく、相手のことを気遣い、

一緒の時間を楽しめるような配慮をすれば好かれます。

それは、ルールでも規則でも、法律でもありません。

でも、明らかに、よくなりやすい方法というのがあるのだと思います。

 

ルールというのは、必要ではあるけれども、楽ではあるけれども、『悪いことを減らす』ことはできても『よい結果』は生みにくいように思います。

 


 

ホァンホァンを譲ってもらったボランティアさんのブログです。
よかったら、ご一読ください
GO!保護犬GO(猫も)~知る・見る・伝える→殺処分ゼロ
GO!保護犬GO(猫も)~知る・見る・伝える→殺処分ゼロ

カレンダー

«6月»
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30       

ブログ内検索

アーカイブ