ブログ・コラム
2012.11.14
人間尊重で会社は生き残れるか?
きょうは、静岡県中小企業家同友会の全県フォーラムでした。
その中のバズセッションと呼ばれる議論のテーマが、件名の「人間尊重で会社は生き残れるか?」でした。
このテーマに対して、7人ほどの小グループに分かれて、みんなが議論をします。
その中で出てきた意見に、とても学ぶべきことが多かったです。
・人間尊重してこそ、会社は伸びる。人間尊重しない会社は、ダメになる
・良かれと思って人間尊重していたら、社員が増長した
・人間尊重の意味は、立場によって、人によってまったく異なる。これを合わせない限り、言葉だけが独り歩きする
・心と行動を分けて考える。人(心)には優しく、仕事(行動)には厳しく。
・心が育つような仕事への厳しさが大切。単に仕事に厳しいだけではだめ。心が育つ厳しさを工夫することで、30代40代になったときに、人財・人材・人在・人罪のどれになるかが分かれる。
・社員目線で物事を見れるかどうかがカギ
・好かれていなければ、何を言っても社員は言うことを聞かない
もっともっとたくさんの意見が出ました。
人間尊重の経営とは、単なる働き手として見るのではなく、仕事をやって行くパートナーとして考えていくことなのかもしれません。
社員なんだから仕事をして当然という考えでは、仕事をしているのだから、給料やボーナスをもらって当然という考え方と、なんら変わらない。
そうではなく、たとえ給料払っているからとはいえ、働いて当然ではなく、働いてくれてありがとう。
たとえ働いているからと言って、給料もらって当然ではなく、給料いただいてありがとう。
そういう行動(姿勢)のなかで協力して働いて行くこと。
それが、人間尊重経営の第一歩なのかなと、思いました。
そして、私たちの経営理念である、「共に成長」に一歩でも近づいて行くこと。
つまり、どんどんと成長していくような仕事の仕方をさせていくこと。
それが、私たちアーティスティックスとしては、とても大切になってきます。