ブログ・コラム
2012.08.25
自分の能力を最大限に引き出すフロー状態
おとといに、辻秀一さんという方の、とても興味深い話を聞いた。
その人は、「心の状態が人生を決める」と言っていた。
この「心」というもの、とても厄介じゃありませんか?
みなさん、これにずいぶん振り回されたりしていませんか?
この「心」に振り回されずに、いつも・・・とはいきませんが、多くの時間を機嫌よく過ごしたいと思います。
私は、心とか感情と言うのはとても厄介なもので、自分ではコントロールできないものと位置付けています。
しかし、完全ではないですが、訓練によりある程度「こうすれば、比較的こういう感情に持って行ける」というやり方がある、とも思っています。
それを体系だてて提唱しているのが、辻秀一さんの「フロー理論」のようです。
ものすごい優秀な経営者と零細企業社長の私、どちらが能力が高いでしょうか?
もちろん・・・・・私・・・・ではなくて、優秀な経営者ですね。
では、鬱になってひきこもってしまった優秀な経営者と、やる気に満ち満ちて、乗りに乗ってる私。
これならどうでしょうか?
もしかすると、私のほうがいい働きをするかもしれませんよね!
フローと言うのはそういうものだそうで、その人の能力が高いことは大切だけど、その能力を最大限引き出せパフォーマンスを発揮できる状態(エクセレントと表現していました)にすることがとても大切。
フローの最高の状態が、いわゆるゾーン。
スポーツ選手が、「ボールが止まって見えたので、ただ打ったらホームランになりました」とか、「カップがバケツみたいに見えて、パットが入らないわけがないと思いました」と言うのは、ゾーンに入ってる状態。
それに対して、フローじゃない(ノンフロー)状態の最たるものは、鬱(うつ)。
人間必ずノンフローの状態になる。
これにならなくするというのは絶対に無理。
だから、ノンフローにならなくするのではなく、ノンフローになったときにできるだけ早くフローの状態に持っていく技術を習得するといいそうだ。
私は、あまり心や感情よりも行動中心で考えることが多い。
フロー理論はその対極にある。そう思った。
でも、よくよく聞くと、アプローチの方向が少し違うが、根っこはかぶっているところも多い、そう感じた。
さて、きょうは、この本を読んで、フローに触れてみよう!