ブログ・コラム
2012.07.26
文系が得?理系は損?
数ヶ月前にたまたま読んだフリーペーパーに、こんなことが書いてあった。
「理系は損だ。やはり文系のほうが得な人生だ。
文系は、しょっちゅう飲んだりちゃらんぽらんな仕事ぶりで、技術的なこともちんぷんかんぷん。
なのに理系は、仕事忙しくこき使われて、出世は文系のほうが早い。
単に世渡り上手な文系のほうがどんどん出世して、理系の人間は歳をとると使えなくなり
邪魔者扱い。
自分は理系に進んで、損な人生だった。
自分の子供は、絶対に文系に進めさせる」
相当長い文章だったけど、ざっくり要約するとこんな感じ。
もう、5~60才くらいの、そこそこの企業に勤めてる(た?)筆者。
気持ちは、ちょっとだけわからないでもない(わたしも理系だし)
この人の文章を読んでいて、気になったことは、「足りないことばかりを見ている」ということ。
そもそも、理系・文系というけど、一生の道が、それで決まるわけじゃない。
この人の言う文系というのは、営業職を中心とした人たちのことを言っているのだろう。
であれば、この人だって営業職に行くチャンスだってあったにちがいない。
でも、それにチャレンジする努力があったのだろうか?
営業職は、やってみると分かるが、楽な職種ではない。
「自分は理系人間だ」と言ってるような人に、それを受け入れることができるのだろうか。
そもそも、この人が文系に進んでいたとして、この会社に入社できただろうか?
そこからして、「この会社に採用してもらっている」と言う事実を忘れている。
会社にいることを、「(採用)してもらっている」という感覚がなく、まるで権利であるかのようにとらえている。
世の中には、このように、自分のプラス面(してもらっていること)には気づかず、マイナス面(足りないもの)ばかりが気になって仕方がない人たちがいるが、きっと生きていくのが大変だろうなぁと感じる。
なんか、思いついたことを書いてみたら、脈絡もない文章になってしまった。
カチンと来た人、「それは違う!」と不快に思った人がいたらごめんなさい。