ブログ・コラム
2012.06.05
紙は自分で持ってくる
「マネジメントゲームと社員育成」の3番目、「自分のことは自分でやる」
人によっては、「紙は自分で持ってくる」と言ったりもする。
言いたいことは一緒。
マネジメントゲームと言うのは、5期を会社経営するのですが、そのたびに、決算をします。
その決算書は、すべて手書きで書くのですが、自分の紙は、自分で持ってきましょうという、当たり前のことです。
当たり前すぎて、まぁ、その通りなんですが、だからなに?って言う気もしないでもないですね。
でも、これについても、いろんな意味を含んでいるのだと思います。
・自分のことは自分でやる
偉くなるな、天狗になるな、面倒なことを押しつけるなという、そのものの意味ですね。
・理屈だけでわかった気になるな
理業一致とも言いますが、理屈だけでもダメ、技術(行動)だけでもダメ。
どちらもできるようになれっていうことでしょうね。
マネジメントゲームの決算書と資金繰り表は、やってみると、ほんとちゃんとできない。
単なる四則演算。
それも、電卓使ってもいいし、せいぜい多くて3~4ケタの整数。
小学生だってできるような計算なんですが、これがやってみると、本当にできない。
理屈だけではなくて、基礎訓練の大切さを説いているのだと思います。
・人の学ぶチャンスを奪うな
この意味が、もっとも大きいのかなと思います。
できないことは悪いことではない。
できないことをできないままにしておくことが、いけないことです。
せっかく「こんなことが、私はできないのか!」ってわかったら、そのトレーニングをするチャンスです。
おせっかいはせずに、その人にじっくり学ばせてあげなさい(自分でやらせてあげなさい)という意味だと思うのです。
こうやって振り返ると、マネジメントゲームには、本当に社員育成のエッセンスが詰まっています。
そして、経営のエッセンスも。
考え方の根本として、マネジメントゲームは、本当に大切な財産になっています。