ブログ・コラム
2012.05.29
公務員の入れ墨は、アリかナシか?
いま、大阪のほうでは、橋下市長の一声で、公務員の入れ墨の是非について、随分と話題になってる。
それを受けて、今朝のめざましテレビで、こんな街頭アンケートを取っていた。
「公務員の入れ墨は、アリかナシか?」
テレビを見ていると、若い人は比較的寛大で、年配の人は「だめだよね」って言う人が多かった。
個人の自由だとか、入れ墨入れたからって人が変わるわけじゃないとか・・・
その番組を見ていて、すごーく違和感があった。
それは「論点がずれている」ということだ。
なにも、今回は入れ墨がいいか悪いかとか、その人の人格に影響するかしないかとか、そんなことが問題なのではない。
「入れ墨禁止」という明確な規定がある大阪市職員に応募した人たちが入れ墨をしていた。
つまり、規則を破っているのである。
入れ墨がいいか悪いかという話ではなく、規則を破っていいか悪いかということが問題になっている。
大阪市の公務員に応募したのであれば、その規則に従うのが当たり前の話だ。
たまに、社員でその会社で働き続けたいけど、社長の指示に「そんなのはおかしい!」と従わないという人がいる。
それは無理な話だ。
自分の雇い主の指示に従わない自分の行動はおかしくないのだろうか?
バイトが禁止されている高校の生徒で、バイトやって処分されたとして、「なんでバイトがいけないんですか!」と食ってかかる人もいる。
バイト禁止の高校に自ら志望して入学して規則を破っておいて、「俺は悪くない!」というのは、それこそおかしい。
どうしても規則がおかしいというのなら、学校と交渉して規則を変える努力をするなどすることが先決だ。
自分が何らかの選択をすれば、必ず付いて回る結果がある。
自ら選択したのであれば、その選択によってもたらされる結果は、甘んじて受けなければならない。