ブログ・コラム
2012.03.11
言うのはタダ
『言うのはタダ』
数年前に、ある人の営業研修に言われた言葉です。
その人の営業研修(セミナー)を何度か受けたのですが、その中で最も印象に残っていて、最も役に立っているのが、この『言うのはタダ』と言う言葉です。
どういう意味かといいますと・・・
営業として、最悪なのは失注すること。
であるなら、ダメ元で言って見るだけ言ってみたらいいということ。
例えば、100人と商談して、3人と契約できたとします。
のこり97人は失注なわけだけど、この人達に、
「見積りだけでも出させてください」
「試しに1ヶ月間だけでも使ってみてください」
「もし他社に任せてうまく行かなかったら、もう1回当社にお声かけください」
などと、言うだけ言ってみる。
もし、97人のうち、たった1人でも、うまくいって受注できたとしたら、売上33%アップ。
でも、まったく効果がなかったとしても、失注している97人が、失注のままになるだけで、なんらマイナスはない。
だったら、ダメ元で言うだけ言ってみろ、というのが、『言うのはタダ』という言葉に込められている意味。
私は、このことを聞いて、ずいぶんと自分の営業が変わったと思います。
いままでだったら、商談の場で飲み込んでいた言葉も、まずは言ってみる(言い方は工夫しますが)ようにしています。
なんせ、言うのはタダですし、ダメでも、マイナスはないわけですから。
でも、慣れるまでは、けっこう勇気がいりました。
特に、営業が大嫌いな私にとっては、いいトレーニングメニューでした(つまり大変だったってことww)